日立のセキュリティで
スマートな社会を実現するお客さまのビジネスを、さらに前へ。
事業のグローバル化や業界・企業の垣根を越えたビジネスの創出をもたらすデジタルトランスフォーメーション(DX)。DXの浸透によって人や情報、組織はデジタルでつながり、新たな価値を加速的に創造するスマート社会へと変容を遂げようとしています。
新たな変化や価値が生まれる一方で、セキュリティの視点では未知の脅威・リスクに即応していくことが必要です。国際機関や国、各業界は、新たな技術や脅威・リスクを前提とした法規制・ガイドラインを定め、企業はそれらをビジネスに適用し、対策することが求められています。代表例として米国のNIST SP800やEUのGDPR、自動車業界でのWP29などがありますが、近年では経済安全保障に関わる機器の管理についても制度化が検討され始め、各企業における課題となっています。また、企業内だけでなくサプライチェーン全体を考慮したルールへの準拠が要求されるなど、セキュリティを取り巻く状況はより複雑さを増しています。
長年の経験を通して蓄積したさまざまな業界の知見とセキュリティ分野における実績を強みとし、お客さまのセキュリティに関するコンセプトづくりから運用までを日立グループで連携し、トータルに提案します。システムの保護といったITの観点に限らず、プロダクトやサプライチェーンなど、広範囲でのセキュリティ確保を実現するための最適なソリューションやサービスを提供することで、お客さまのビジネスをさらに前へ進める環境づくりをご支援します。
進化1
サイバーセキュリティを検討するうえで最も重要なことは「サイバーセキュリティを経営課題として位置づける」ことです。そのうえで、セキュリティ対策をシステム個別ではなく事業全体で最適化し、継続的かつ着実に実行することが必要です。また、事業活動の関係者すべてを巻き込み、ガバナンスを強化することも大切です。
日立は、さまざまな事業分野でのオンプレミスのIT・OT・IoTシステムはもちろん、クラウドシステムでのセキュリティの実装やグループのITインフラの構築、運用を通して得たセキュリティの知見を、過去のランサムウェア事案の教訓も踏まえてお客さまに還元します。長年の実績で蓄積したノウハウとスキルを生かし、個々のお客さまにフィットしたセキュリティをコンセプト作りからご提案することで、システムの先にある「事業」を守ります。ゼロトラスト型のセキュリティや認証基盤などのソリューションのほか、IT部門に留まらないセキュリティガバナンスの醸成などを通じ、安心してお客さまが事業を推進するためのセキュリティエコシステムの構築をお手伝いします。
進化2
セキュリティに関する各種ガイドラインやルールの整備が進み、技術的にもゼロトラストセキュリティが普及したことで、企業・組織内のセキュリティレベルは向上する傾向にあります。一方で、社外のパートナーやサプライチェーンの脆弱な部分を狙ったサイバー攻撃により、被害を受ける事案が増えています。これは、サプライチェーン全体でセキュリティを確保しなければならない時代の訪れを意味しており、実際にGDPR、WP29といったガイドラインにおいても、説明責任の対象はグローバルなサプライチェーン全体に及んでいます。日立は製造業としての知見をもとに、サプライチェーン全体の工程が手順どおり行われていることの検証や、その検証を第三者へ説明するエビデンス管理、そのような情報を安全に共有するプラットフォーム提供を通じ、サプライチェーンを含めたお客さまの信頼確保とサプライチェーン内の情報のシームレス化を支援し、高度なビジネス推進を実現します。
進化3
サイバー攻撃による被害が日常的に報じられる昨今、企業におけるセキュリティ運用は、事業を継続的に守るために、よりいっそう重要視されています。しかし、セキュリティ運用には高度なセキュリティスキルが不可欠です。このため、人財の確保・育成が大きな課題となっています。日立は、このような課題をお持ちのお客さまに向けて、セキュリティ運用を支援するマネージドセキュリティサービスをご提供します。日立のマネージドセキュリティサービスは、セキュリティ監視・分析業務の支援はもちろん、インシデント発生前のプロアクティブな対応やインシデント発生時の速やかな対処や修復など、セキュリティ運用に関わる一連のプロセスをサービスとして提供し、お客さまのセキュリティ運用負荷の軽減を実現。セキュリティを日立にお任せいただくことで、事業の継続性を確保しながら、安心してビジネスに注力できます。