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機械製造業A社(テーマ1) 役職:設計部門 部長

大規模化、複雑化する設計環境に潜むボトルネックとは?

大規模化、複雑化する設計環境に潜むボトルネックとは?

解決

解決のポイント

  • 1

    設計リソースのデータセンター集約により運用管理の工数を大幅低減

  • 2

    設計ルールや業務プロセスの確実な共有により協調設計を円滑化

VDIによる設計リソースのデータセンター集約

T氏は、情報収集のためにさまざまなセミナーに参加。その中で、同じ製造業である日立の「日立デジタルサプライチェーン/クラウド型設計業務支援サービスDSC/DS」なら問題を一挙に解消できると確信した。
DSC/DSとは、データセンターにワークステーションのVDI(仮想デスクトップ化環境)をはじめ、さまざまな設計リソースを集約するサービスだ。これにより運用管理の大幅な効率化はもとより、設計者たちは拠点間の協調設計を容易に行うことができる。日立自身がこの仕組みにより「設計環境改革」を達成したことも説得力があった。T氏は日立とともに自社の設計環境改革に乗り出す。

本社と拠点とサプライヤーがデータを共有し、円滑に協調設計

A社の設計部門は日立のデータセンターに、本社の50台超の全ワークステーションのVDI、CADなど設計関連アプリケーション、そして設計情報を共有するための設計統合データベースを、設計環境統合基盤として構築した。そして本社の設計者は、シンクライアントからWANを介して基盤にアクセスする。
また他拠点およびサプライヤーの設計者のためのVDIを、WAN環境とは分離した環境に用意し、公開可能な設計情報にのみアクセスできる仕組みを整えた。設計者たちはそれぞれのVDIから設計環境統合基盤にアクセスし、共有情報を活用しながら拠点間で協調設計を進めるのだ。
「設計環境統合基盤の実現で運用管理がシンプルになりロスコストの削減はもちろん、納期遅れも大幅に減りました」とT氏は語る。
これまで端末1台1台に対して行っていた煩雑な運用管理作業は、センターにおいて一括で行えるようになり本来業務を圧迫することはなくなった。
また最新の設計データや設計ルールは、それぞれセンターの設計統合データベース、設計関連アプリケーションで管理され、拠点間の共有のためにデータをやり取りする必要がなくなった。さらに業務プロセスの共有化も実現し、協調設計が円滑化。納期遅れは大きく低減した。

環境統合基盤
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短納期化だけでなく、セキュリティも、働き方改革も推進

拠点間でのデータのやりとりが不要になったことで、それに付随する情報漏えいリスクがなくなったことも大きなメリットだ。「データは端末には保存されないので、設計データを使った外部でのプレゼンテーションなどこれまでセキュリティ上できなかった業務も可能になり、生産性の向上にもつながっています」とT氏。
また今回の仕組みは、働き方改革にも寄与している。「端末があれば場所を選ばす仕事ができるので、例えば出張先において帰社することなく業務ができ、労働時間の短縮につながっています」。
さらに将来的には、複数のグローバル拠点の時差を利用して、リレー式に24時間ノンストップ設計を行うことで設計リードタイムのさらなる短縮も見据えているという。DSC/DSによる設計環境統合基盤の実現が、A社製品の付加価値をさらに高めていく。

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