東京化成工業株式会社
執行役員 兼 SCMユニットリーダー
柳澤 清和 氏
ここで同社は、BPR(*)プロジェクトの推進を決めました。多くの企業が既存システムに合わせて業務プロセスの見直しと標準化を行うというアプローチをする中で、同社は役員会の直下にプロジェクトチームを設置。IT主導ではなくビジネス部門が中心となり、既存業務の枠にとらわれない現場に合った環境作りをめざしてプロジェクトを動かしていきました。
「「As-Is」―現在の姿と、「To-Be」―あるべき姿を描くこと、また、そのギャップをどうやって埋めていくかについて、それぞれの部門が持ち寄る形で進めました。システム導入費用を上回るリターンとそれをお客さまへ還元しビジネスを発展させるところまでを考えていました」(柳澤氏)
* BPR:業務の本来の目的を見据えて組織、制度、業務プロセス、情報システムを見直す考え方