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Hitachi

設備の状態を自動収集し、巡回点検を効率化

レトロフィット無線センサー
(メーター自動読取り、異音検知)

概要

現場に無線センサーを後付けすることにより、設備の状態(メーター値や異音)をリモートで監視できます。遠隔地、過酷な環境などの巡回点検を効率的に実施できます。

  • 巡回点検における課題

    課題1
    現場が遠く、移動に時間がかかる

    課題2
    現場が暑く、熱中症などの危険がある

  • ソリューション活用による効果

    無線センサーの後付けにより
    設備状態を遠隔監視し、巡回点検が効率的に

特長

  • 導入時の工事が不要

    センサーはバッテリー駆動・無線通信のため、電源線・通信線の敷設工事をせず導入できます。日立独自の高度な電源制御技術により、バッテリー交換が5年間不要(*)です。

    • * データ収集周期を1日1回とした場合
  • 過酷な環境にも導入可能

    センサーは防水・防じん・高温に対応しているため、雨ざらしになる屋外や、粉じんの発生するプラント、点検作業の危険が伴う高温環境の現場でも導入できます。

工場などに設置されているアナログメーターの値を、「レトロフィット無線センサー(カメラ)」で自動的に測定・収集します。このセンサーは、アナログメーターをカメラで撮影してセンサー内で画像解析することで、メーターを数値化します。

レトロフィット無線センサー(カメラ)

  • 点検員の巡回による目視点検作業の負担を低減します。
  • 高頻度に収集したメーター値によりトレンドが把握できます。
  • さまざまなアナログメーターに対応しています。

標準サポートするアナログメーター


  • 1針メーター


  • 3針メーター


  • 不等間隔メーター


  • 液面計


  • 吸湿呼吸器
    (色相の変化を数値化)


  • ラチェット式カウンター


  • デジタルメーター

標準サポート以外のアナログメーターについても、お気軽にご相談ください。

回転体(モーター、ファン、ポンプなど)の稼働音を、「レトロフィット無線センサー(マイク)」で自動的に測定・収集します。このセンサーは、稼働音をマイクで収集してセンサー内で音響解析*することで、稼働音の異常を数値化します。

  *
日立の音分析は、音響認識分野で最大の国際コンペティションDCASE 2018にて認識精度で第1位のスコアを獲得しています。

レトロフィット無線センサー(マイク)

  • 点検員の巡回による聴音点検作業の負担を低減します。
  • 熟練技能者の経験に依存せず点検できるようになります。
  • 設備の故障前に予兆(異音)を捉えることで事前対策が可能となります。
  • 正常時の稼働音を覚えさせるだけで、すぐに音の異常を可視化できます。

システムイメージ

お客さまの事務所から、リモートでメーター値と音の異常度を確認できます。収集したデータは、CSVファイルで確認することができます。無線センサーネットワークは、メッシュ型ネットワークを採用しており、無線干渉の多い現場においても、安定してデータを収集できます。

導入の流れ

事前準備

無線品質などの調査を行い、システムを構築します。

センサー設置

お客さまの現場でセンサーを設置・調整します。

データ収集開始

お客さまの事務所で、収集したデータを確認いただけます。

よくある質問

  • 他社の類似ソリューションと比べた場合の特長は、何ですか?
  • 他ソリューションでは、市販のIPカメラやマイクを用いて、画像や音を収集し、クラウド/サーバで分析しているものが多いです。そのため、市販のIPカメラやマイクを現場に設置するために、電源線や通信線の工事が必要となることがあります。しかし、本ソリューションでは、電池駆動・防水防じんの無線センサーを用いるため、工事不要で屋外などにも簡単に導入できる点が特長となります。
  • 化学プラントなどの防爆エリアにも設置可能ですか?
  • 防爆エリアに設置することはできません。