従来の制御システムの保守は、お客さまのシステムごとに担当者を配置し、トラブル発生のたびに対応チームを編成するのが一般的でした。しかし属人的な対応のため、復旧作業が遅れる要因になっていました。そこで日立は24時間365日受け付け可能な日立制御システムサービスセンタを設置し、必要に応じて各部門の専門チームと連携して、お客さまの問題解決を支援。お客さまの保守部品を管理し、いち早く全国の保守拠点からエンジニアが駆け付けます。さらに、運用・保守のナレッジを蓄積、共有できるサポートプラットフォームを構築。お客さまご自身での問題解決や、現場ノウハウの継承を支援します。
HCSSC:Hitachi Control System Service Center
お客さまのシステムに関するさまざまなトラブルやお問い合わせをお受けする窓口が日立制御システムサービスセンタです。経験豊富なスタッフが障害状況・問題に応じて的確に切り分けを実施。その結果を基に、専門チームや開発部門と連携し、詳しい状況をお伺いするとともに、解決方法をお伝えします。
日立制御システムサービスセンタで解決できない障害や技術的な問題については、お客さまシステムごとの専門チーム(制御プラットフォーム統括本部など関連部門のエンジニアで構成)と連携しながら復旧を目指します。
全国の保守拠点から、24時間365日体制でエンジニアがお客さま先に駆け付けてサービスを提供。お客さまの問題解決を支援します。
設備トラブルの際に、日立制御システムサービスセンタの方と迅速に連絡が取れたため、操業への影響を小さくすることができました。大変助かりました。
サポートプラットフォームは制御システムの運用・保守に関わるさまざまな技術情報や対応履歴を蓄積・共有できる環境です。運用・保守業務の対応履歴や作業マニュアル、システム構成図面、お客さま専用部品などをデータベースとして格納・蓄積し、ユーザーポータルを通じてお客さまがいつでも閲覧・活用できます。これにより、運用・保守に関するノウハウやナレッジの伝承を支援するほか、システムを構成する各種部品の交換時期も把握でき、適切なタイミングでの部品交換が行えるようになります。
また、アセット管理サービスでは、お客さまシステムのハードウェア、ソフトウェアの来歴、バージョンを一元管理することができ、アセット情報の登録・更新作業は日立が代行することも可能です。これにより、お客さまの保守計画業務や管理業務の効率化を支援します。
制御システムや設備の保守コストを抑えるためにはお客さまシステム全体のライフサイクルに着目して運用・保守トータルでコストを削減する必要があります。制御システム安定稼働サ−ビスはお客さまシステムに適したメニューを選択でき、毎年の保守コストを平準化することができるため、計画的に運用・保守を実行することができます。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う、ウィズコロナ・アフターコロナ時代への対応を目指し、デジタル技術を活用したサービスをご用意しています。例えば、遠隔監視サービスでは、保守の総合窓口である日立制御システムサービスセンタ(HCSSC)がお客さまシステムの稼働状況をリモートで監視し、障害発生検知から復旧までの一連の対応を迅速に実施します。また、遠隔作業支援サービスでは、お客さまと日立の間で映像、音声、各種情報(ドキュメントや写真)を共有し、インタラクティブなコミュニケーションを行うことができます。現場での作業時や、万一お客さまシステムに障害が発生した場合の切り分け作業時など、お客さまと日立の間で情報を共有することで、運用・保守業務の効率化を図ることができます。
お客さまの制御システムに適したメニューを用意しておりますので、メニューの詳細につきましては弊社担当営業までお問い合わせください。