指静脈認証モジュール〈H1EAXシリーズ / H1E-USBシリーズ〉に、非接触認証モードを追加しました。従来からの抗菌塗装や耐アルコール性とあわせ、コロナ禍を経て人々の間で高まった感染症対策ニーズに対応します。
タッチセンサーが組み込まれた指置台に指を置くことで認証を開始する従来の通常認証モードに対し、追加された非接触認証モードでは、画像認識技術により指を検知して認証を開始。指を浮かした状態で認証できます。
認証に失敗した場合、これまでは指を置き直す必要がありました。今回のアップデートでは、指を検知し自動で位置補正を行い照合を繰り返す「連続認証」機能を新たに搭載。高い認証精度との相乗効果により、認証失敗(本人拒否)によるやり直しのストレスを低減します。
すでにH1EAXシリーズ/H1E-USBシリーズを採用されているシステムベンダーさまには、新しいファームウェアを無償で提供。ファームウェア更新と併せ、勤怠管理などソフトウェア側の設定を変更することで、非接触認証モードをご利用いただけます。お気軽にお問い合わせください。
感染症対策を考え、指紋認証やパスワード認証など接触型の仕組みは避けたい
本人拒否が頻発したり、認証に時間がかかったり、ユーザーがストレスを感じるのはNG
ICカードは、紛失時の再発行や退職時の回収など
運用管理が大変
システムが大がかりな顔認証は、
設置スペースや導入コストが課題
日立の「指静脈認証モジュール」ですべて解決
指紋認証とは異なり、指内部の血管の情報を利用するため、指表面の汗や傷の影響を受けない指静脈認証により、他人受入率は0.0000067%未満※、本人拒否率は0.01%未満※の高精度を実現しています。
※H1EAXシリーズにて、セキュリティーレベルを最も高く設定し、ISO/IEC19795-1に基づき測定して算出。
独自開発の認証アクセラレーターにより、登録数2,000指の場合で約1.5秒の高速認証※を実現しています。
※H1EAXシリーズの場合、認証時間は登録する指の数によって変化します。
画像処理技術で指を検知して、自動で位置補正を行い照合を繰り返す「連続認証」により、一度で認証に成功する確率が向上。本人拒否による認証失敗(指を置き直すところからやり直し)のストレスを低減します。
大がかりな装置の設置が必要な顔認証と異なり、コンパクトなモジュール単体で認証処理(撮影・認証・結果送信)が可能で、機器への組込み(H1EAXシリーズ)や省スペースでの後付設置(H1E-USBシリーズ)に最適です。導入コストもリーズナブルで気軽にご導入いただけます。
指置台の抗菌塗装に加え、指が触れる部分には耐アルコール性の素材(塗料)を採用。日常的にアルコール消毒を徹底できます。
勤怠管理システムに組み込んで
複合機など共有機器のサインイン用に
解錠/施錠システムに組み込んで
会員入退時の認証用に
隔離スペースへの出入り管理に
非接触認証モード搭載
入退室管理/鍵管理/ロッカー/金庫/保管庫
○
○
○
12,000指
0.01%未満
0.0000067%未満
約1.5秒(1:2000の場合)
シリアル(調歩同調)
非接触認証モード搭載
勤怠管理/POS端末認証/複合機認証
○
○
○
2,000指
0.01%未満
0.0001%未満
約1.3秒(1:100の場合)
USB2.0/1.1
入退室管理/鍵管理/ロッカー/金庫/FA機器
―
○
○
1,000指
0.01%未満
0.0001%未満
約1.6秒(1:100の場合)
シリアル(調歩同調)
※1 JIS Z2801 5.2(プラスチック製品などの試験方法)に準拠、抗菌活性値2.0以上
※2 バイオメトリクスの精度評価に関する国際基準規格ISO/IEC19795-1に基づいた測定方法で算出
※3 製品の改良により予告なく記載されている仕様が変更になることがあります
※4 本製品を輸出される場合には、外国為替および外国貿易法並びに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認のうえ、必要な手続きをお取りください