緩和ケアとは、病気によっておこるからだと心のつらい症状を和らげる(緩和する)治療のことです。
がんにおける緩和ケアは、病気が進行した時だけでなく、がんと診断されたときからはじまり、治療中も並行して行われます。また、治療が難しくなった時でも何もできないということではなく、痛みや吐き気、食欲不振、だるさ、気分の落ち込み、孤独感などのつらい症状をやわらげていくことができます。
医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、ソーシャルワーカー、栄養士、理学療法士など多職種で構成された医療チームです。入院中の患者さんとご家族のからだのつらさ、気持ちのつらさ、経済的な問題など「生活していく上でのあらゆる問題」 について解決へ向けての支援を主治医や病棟スタッフと連携して行います。
【緩和ケアチームにはどんなことが相談できるの?】
今後の治療のことや過ごし方について担当医師とどのように話せばよいのか。
自宅で過ごしたいが自信がなく心配。
薬について相談したい。
ご家族が患者さんと、あるいは患者さんがご家族とどのように接していけば良いのか、どのように話をすればいいのか分からない。 など
【緩和ケアチームに所属する各メンバーの役割】
緩和ケアチームによる支援をご希望の方へ。
当院入院治療中の方は、まず主治医または担当看護師にご相談ください。主治医からの依頼により直接緩和ケアチームが病室へ伺います。
外来通院中の方は、外来担当医、看護師またはがん相談支援センターにご相談下さい。
がん相談支援センター TEL 029-354-6843 (月曜~金曜日9:00~16:00)