ビジネス環境の急速な変化に企業システムを対応させていくため、新システムの迅速な構築、アプリケーション開発の高生産性、高信頼性、高性能が求められることはもちろんのこと、業界標準採用によるアプリケーション再利用性の向上、既存システムとの連携、マルチプラットフォームへの対応など柔軟なシステム構成も必須となってきています。
このようなビジネス環境の変化に対応できるのが、業界標準規格CORBA(Common Object Request Broker Architecture)に従った分散オブジェクト環境を提供するTPBrokerです。分散オブジェクト技術により、システムの高い柔軟性、アプリケーション開発の高生産性、および、アプリケーションの再利用性の向上ができます。また、マルチプラットフォームへの対応、マルチ言語のサポート、日立ミドルウェアとの連携により、柔軟なシステム構築をサポートします。
分散オブジェクトシステムの広がり、企業内標準プロトコルとしてのCORBA採用など、分散オブジェクト環境が企業システムとして広く採用されるに至っています。分散オブジェクト環境を企業内の基幹システムとして適用する場合、システムの安定性、スループットの向上がより重要なポイントになります。このような大規模なミッションクリティカルシステムに対応する拡張機能が、TPBroker Object Transaction Monitor(OTM)です。TPBroker OTMは、キューによる流量制御、負荷分散機能により、スケーラブルで、安定した性能が求められるシステムの構築を可能とします。