Red Hat Enterprise Linux Server 6.2(以下RHEL6.2)をサポートするHA8000xK1モデル(2010年11月〜モデル)およびHA8000xL1モデル(2012年02月〜モデル)でRHEL6.2を使用される際には、以下4点にご注意ください。詳細は項2.〜5.をご参照ください。
(1) RHEL6.2 32-bit x86を使用する場合のメモリ容量について (項2.参照)
(2) HA8000xLモデル(2011年5月モデル)/ HA8000xL1モデル(2012年2月モデル)に添付のJP1/ServerConductor (項3.参照)
(3) Red Hat Enterprise Linux Server 6 x86カーネル上でのixgbeドライバのMTU設定における不具合について (項4.参照)
(4) システム情報採取ツール/RAID管理ユーティリティについて (項5.参照)
以下の対象機種、対象OSにおいて、OSから認識されるメモリ容量が減少する場合があります。以下に示す注意事項をよくお読みになって運用いただけますよう、お願いいたします。
対象機種:「1.1 サポート開始時期:2012年3月30日」に記載の機種
対象OS : Red Hat Enterprise Linux Server 6.2 32-bit x86
※ RHEL6.2 32-bit x86がサポートするメモリ最大搭載容量は16GBです。
RHEL6.2 32-bit x86を、15GB以上のメモリを搭載したサーバで使用した場合に発生します。
サーバに搭載したメモリ容量よりも少ない容量がOSに認識されます。減少するメモリ容量はモデルによって異なります。
下表に示すメモリ容量がOSから認識されるメモリ容量の上限であり、これより多くのメモリをサーバに搭載してもOSが認識するメモリ容量は増加しません。
モデル | OS上で認識される 最大メモリ容量 *1 |
容量減少が発生するメモリ構成 (サーバに搭載したメモリ容量の合計) *2 |
|
---|---|---|---|
1 | RS440 xK1/xL/xL1 | 13.6GB | 16GB |
2 | RS220,RS210 xK1/xL | 14.7GB | 15GB、16GB |
3 | TS20,RS110,TS10 xK1/xL/xL1 | 14.7GB | 16GB |
本現象はRed Hat Enterprise Linux Server 6 32-bit x86の仕様によるものです。次に示すいずれかにより回避できます。
Red Hat Enterprise Linux 6サポートに関する情報は、下記のページをご参照ください。
HA8000 Lモデル(2011年05月〜モデル)/HA8000xL1モデル(2012年2月モデル)
HA8000/RS110GL1,TS10GL1モデルでは以下のJP1/ServerConductorバージョンにてRHEL 6.2に対応します。出荷時期により装置添付の媒体では対応していない場合があります。
HA8000/RS110GL1,TS10GL1モデル以外のHA8000xL/xL1モデルでは装置添付のJP1/ServerConductor媒体(SC01-03 及び以降のバージョン)に同梱されている下記製品にて、RHEL 6.2に対応します。
上記以前の製品ではRHEL6.2は対応しておりませんので、別途お求めいただく必要があります。下記へお問い合わせください。
Red Hat Enterprise Linux Server 6 32-bit x86カーネル上で、ixgbeドライバのMTUを1500より大きい値に設定し、OSの再起動またはネットーワークサービスの再起動を行うと、カーネルパニックが発生する場合があります。
「システム情報採取ツール」「RAIDユーティリティ」は下記Verにて、RHEL6.2に対応します。