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Hitachi

日立アドバンストサーバHA8000シリーズ

概要

Red Hat Enterprise Linux Server 6 32-bit x86カーネル上で、ixgbeドライバのMTUを1500より大きい値に設定し、OSの再起動またはネットーワークサービスの再起動を行うと、カーネルパニックが発生する場合があります。

対象製品

対象システム装置

  • HA8000シリーズ Lモデル以降サポートするPCI-Express Dual Port 10 Gigabit LANボード:GQ-CN7652(EX)
  • 10 Gigabit LANボードサポート装置:HA8000/RS440 AL, BL, CL, AL1, CL1モデル

対象OS

  • Red Hat Enterprise Linux Server 6.2(32-bit x86)
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6.1(32-bit x86)

対象ソフトウェア

  • LANドライバ: ixgbe 3.2.9-h*(*任意な数字)

回復手順

本現象は、Red hat Enterprise Linux Server 6シリーズの32-bit x86仕様によるものです。

ソフトウェアバージョン確認方法

LANドライバ(ixgbe)バージョン確認方法は以下のコマンドを実行してください。
# modinfo -F version ixgbe
(出力例) 3.2.9-h2-NAPI

回復手順

回避方法1
Red hat Enterprise Linux Server 6の32-bit x86カーネルを使用する場合は、ixgbeドライバのMTU値はデフォルトの1500にてご使用下さい。
【設定方法】
以下のファイルに,”MTU=xxxx”の記載がある場合、削除を行っていただくか、設定(xxxx)を1500に変更してください。
# /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth*
eth*の”*”は,10Gb 2 ポート LAN ボードのポートに割り当てられた番号になります。
回避方法2
1500より大きく設定したい場合には、64-bit x64カーネルをご使用下さい。