IT(情報・通信)総合サイト
音声読み上げ・文字拡大
|
ホーム
|
製品
|
サービス
|
サポート
|
更新履歴
サイトマップ
お問合せ
検索 by Google
ホーム
>
製品
>
ノート
> FLORA-ie 55mi
FLORA-ie 55mi サポート
FLORA-ie 55mi上で動作するソフトウェアの開発環境とインプリメントについて
[同梱システムバージョン 04-xx版]
FLORA-ie 55mi には米Transmeta社のMidori LinuxというOSが搭載されています。
FLORA-ie 55mi のシステムは、cramfsというファイルシステムを使い、圧縮された状態でコンパクトフラッシュに収められています。そのため、ソフトウェアの追加やファイルの組み込みを行う場合には注意が必要です。
ここでは、FLORA-ie 55miの環境で動作するソフトウェアの開発と、そのインプリメントについての注意事項を示します。
ソフトウェアの開発
FLORA-ie 55miで動作するソフトウェアの開発は、一般的なLinuxディストリビューション上で行うことができます。弊社では、Redhat 7.3 を使用して開発しています。このとき、カーネルやライブラリのバージョンに注意する必要があります。
FLORA-ie 55miに搭載しているMidori Linuxでは、下記のバージョンのカーネルとライブラリを使用しています。(ただし、マイナーなバージョンアップは随時行われる可能性があります。)
Linuxカーネル2.4.19
glibc 2.2.5
XFree86 4.2.0
gtk+ 1.2.10
gcc 2.95.3
上記の各バージョンと互換性がないなどの理由で、システムにソフトウェアの書きこみをしなくてはならない場合は、弊社が提供するCFビルド環境が必要になります。CFビルド環境については、「
CFビルド環境とは?
」をご参照ください。
ソフトウェアをFLORA-ie 55miにインプリメントする
ソフトウェアをFLORA-ie 55miにインプリメントするには、2つの方法があります。ソフトウェアの構成により、インプリメントの方法が異なります。下記のチャートを参照して、開発したソフトウェアに適したインプリメント方法を選択してください。
●
インプリメント方法1:開発したソフトウェアを書き込み可能領域にコピーする
開発したソフトウェアを、/home/user 以下に新規作成した任意のディレクトリにコピーしてください。
/home以下を除いたシステムのディレクトリについては、圧縮された状態でコンパクトフラッシュに保存されているため、書きこみを行うことはできません。
開発したソフトウェアの容量が大きいためにコンパクトフラッシュに保存できない場合は、外付け記憶装置上(PCカードなど)でソフトウェアを実行してください。
補足:
FLORA-ie 55miのパーティション構成 (出荷時) は、以下のようになっています。 書きこみ可能なパーティションは、hda6のみとなります。
■FLORA-ie 55mi のパーティション情報
hda1
[システムファイル] 約 6.8MB
hda2
[システムファイル] 約 6.8MB
hda3
[システム設定値] 約 0.1MB
hda4
hda5
[アプリケーション] 約 33.9MB
hda6
[ユーザ領域] 約 16.4MB(64MB CF使用時)
書き込み可能
※ 出荷時は約 4.7MBをシステムで使用済み
* 1MB=1,000,000B
また、出荷時のユーザ領域内の書き込み可能な容量は以下のとおりです。
コンパクトフラッシュ容量
書き込み可能容量
64MB
約 11.7MB
96MB
約 43.7MB
128MB
約 75.7MB
* 1MB=1,000,000B
●
インプリメント方法2:Midori Linuxに開発したソフトウェアを組み込んだコンパクトフラッシュを作成する
開発したソフトウェアがFLORA-ie 55mi搭載のカーネルやライブラリのバージョンと互換性がない等の理由で、システムにソフトウェアの書きこみをしなくてはならない場合は、cramfsにて圧縮される領域にソフトウェアをインプリメントする必要があります。
CFビルド環境をご利用いただくと、FLORA-ie 55miの環境にソフトウェアをインプリメントしたコンパクトフラッシュを作成することができます。
CFビルド環境とは?
FLORA-ie 55miで動作するシステムをおさめたコンパクトフラッシュを作成するための環境を、CFビルド環境と呼びます。 この環境を作成するには、米Transmeta社から提供されているMidori Linux および 弊社から提供する FLORA-ie 55mi用のドライバ・アプリケーションが必要となります。
CFビルド環境を使用してコンパクトフラッシュを作成する方法については、
FLORA-ie 55miへのソフトウェアインプリメントについて
をご参照ください。
弊社提供のFLORA-ie 55mi用ドライバ・アプリケーションの入手については、
こちら
までお問い合わせください。
Midori Linuxやそれに付随するドライバについては オープンソースになっております。
弊社が提供するドライバ・アプリケーションに関しては、それぞれの権利に基づきますので 一部ソースが公開されないものもあります。
FLORA-ie 55mi 製品版では商用のリコー日本語フォントが使用されていますが、これはCFビルド環境用ファイルには含まれておりません。代わりにフリーなフォントをダウンロードすることができます。
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の
Adobe(R) Acrobat(R) Reader
が必要です。
ノート
デスクトップ
アドバンストサーバ
周辺機器
関連リンク
FLORA従来機種・モデル一覧
FLORAシリーズ対応著名アプリケーションソフトウェア
環境への取り組み
|
サイトの利用条件
|
個人情報保護に関して
|
商品名称について
|