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(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
2月13日13:00(日本時間21:00)に発表しました。)

日立エナジーが、ドイツの国営送電事業者トランスネットBWから、
系統安定化装置「SVC Light Enhanced」2基を受注

送電網の安定性・信頼性・電力品質の向上により、クリーンエネルギーへの転換を支援

日立エナジー

[画像]左から、トランスネットBW CFO レイナー・フラム、同社CEO ワーナー・ゲッツ、日立エナジー オーストリア・ドイツ・スイス担当カントリーマネージングダイレクター パスカル・ダレイデン、日立エナジー ドイツ グリッドインテグレーションビジネスユニットマネージャー ステファン・ハビルド(写真提供:トランスネットBW)
左から、トランスネットBW CFO レイナー・フラム、同社CEO ワーナー・ゲッツ、日立エナジー オーストリア・ドイツ・スイス担当カントリーマネージングダイレクター パスカル・ダレイデン、日立エナジー ドイツ グリッドインテグレーションビジネスユニットマネージャー ステファン・ハビルド(写真提供:トランスネットBW)

  日立エナジーは、ドイツの国営送電事業者TransnetBW(トランスネットBW)から、STATCOM(静止型無効電力補償装置)*1とスーパーキャパシタの技術を組み合わせた系統安定化装置「SVC Light Enhanced」2基を受注しました。SVC Light Enhancedは、無効電力を供給するSTATCOM「SVC Light」と、有効電力を貯蔵・瞬時放出するスーパーキャパシタを一つのコンパクトなデバイスに統合したもので、送電網における電圧と周波数を安定的に維持する役割を担います。また、グリッドフォーミング制御*2をはじめとする高度な制御機能が適用されているため、系統におけるさまざまな変動からの影響を低減します。
  再生可能エネルギーの導入拡大と従来型発電所の閉鎖が進む中、送電事業者は系統安定化を実現する新たな技術を必要としています。SVC Light Enhancedの導入は、送電事業者が出力変動の大きい再生可能エネルギーによる送電網への影響を抑制するとともに、新たな連系線を設置せずに送電容量を拡大することを可能にします。
  日立エナジーは、このたびの受注を通して、トランスネットBWが運用する送電網の安定性と信頼性、電力品質を向上し、ドイツ南西部における1,100万人*3の人々と多くの産業への電力供給およびクリーンエネルギーへの転換を支援します。

*1
電圧変動に応じて無効電力を連続的に変化させ、系統安定化を支援する装置
*2
系統の周波数変動を自律的に小さくする制御機能
*3
2024年2月14日時点 日立エナジー調べ

  日立エナジーのグリッドインテグレーションビジネスユニット担当役員であるニクラス・パーソンは、「当社は、最先端の技術の提供を通して、クリーンエネルギーへの転換に向けたトランスネットBWの取り組みを支援できることを誇りに思います。電力ネットワークが急速に進化する中、私たちは、カーボンニュートラルなエネルギーの未来に向けたお客さまや各国の取り組みを支援するとともに、将来を見据え変化する送電網の状況に柔軟に適応できるソリューションを提供していきます。」と述べています。

  トランスネットBWのCEOであるワーナー・ゲッツは、「このソリューションの導入は、当社が取り組むより安全で信頼性のある系統運用の実現に向けた重要なマイルストーンとなるものです。」と述べています。

日立エナジーについて

  日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。また、当社はこれまで合計150GW以上の高圧直流送電(HVDC)システムを提供しており、より多くの風力発電や太陽光発電の導入が可能となるよう支援しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に40,000人以上の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、1兆円を超える事業規模を有しています。

日立エナジー関連情報

日立製作所について

  日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。

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