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2023年10月5日
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
日立グローバルライフソリューションズ株式会社は、日立ブランドの家電品が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度グッドデザイン賞」を5件受賞したことをお知らせします。
さらに、冷蔵庫GXCCタイプは、「2023年度グッドデザイン賞」審査委員が選ぶ、個人的なお気に入りや気になる受賞デザインを、審査委員のコメントとともに紹介する企画展示「私の選んだ一品 2023年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション」にも選ばれました。
受賞案件 | 審査委員の評価コメント |
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冷蔵庫 GXCCタイプ |
この製品は日本の住宅事情やライフスタイルの変化に対応し、奥行き寸法が小さいが大容量という矛盾を解決した点を評価した。コロナによる家食の増加、健康志向などから食への関心が高まり、ライフスタイルも変化したが、住環境やキッチンのサイズはそう簡単に変えられない。冷蔵庫を大型に買い替えようとしても空間に収まらない場合が多いという根本的な問題を外形のサイズバランスを変える事で解決した発想が新しい。また色や素材の工夫による商品設計における環境配慮やカメラによる庫内確認により食品ロスを減らす工夫なども含め、様々な角度で高いレベルの完成度となっている。 |
【私の選んだ一品 2023年度グッドデザイン賞 審査委員セレクション】 審査委員:吉田 愛(建築家) 世の中に美しいデザインの家電は数あれど、奥行き65センチと、隣り合うキッチンや家具と同じモジュールでデザインされたこの冷蔵庫は、室内に美しく馴染むという視点からデザインされており、設計者の悩みを解決するグッドデザインだと思います! |
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冷蔵庫カメラ | 家庭における日々の食生活や食材状況を把握できることは、フードロスを防ぐ点からも重要な意味を備えている。利便性の実現という点においてはもちろん、離れて暮らす家族や高齢の家族の健康のサポートなど、庫内撮影カメラを装備した冷蔵庫と専用アプリによってもたらされる効果は多々あるだろう。個々の家電製品は社会状況と密接につながるものであり、現代社会における課題の解決と切り離せない。本製品はそのことを改めて考えさせられる意義ある提案であり、家電製品に小型カメラを活かすことでもたらされる可能性に対する期待とともに、評価が集まった。 |
ドラム式洗濯乾燥機 「ビッグドラム」 BD-STX130J |
大型家電は空間の中で強い存在感を持つだけに、外観デザインと共に仕上げや質感によって空間そのものの印象を変えてしまう。この洗濯乾燥機はシンプルで明快なスタイリングに加え、種類の異なるパーツの色や質感を丁寧に調整し、一体として見えるまでにクオリティをあげることで、柔く清潔感のある空間づくりを可能にしている。これまで積み上げてきた知見を礎に、更なるユーザビリティーへの工夫があり、たゆまぬ努力で進化を続ける企業努力をも評価した。 |
過熱水蒸気オーブンレンジ 「ヘルシーシェフ」 MRO-W1B |
多機能・高性能化がますます進む市場において、機能訴求ではなくユーザーの視点に立ったデザインが施されている。マイリストボタンやアプリ連動によるユーザー独自のカスタマイズ性は、多機能への心理的障壁を引き下げ、料理をより身近にする工夫がなされている。また、取り外し可能なテーブルプレートは、近年の固定観念から見過ごされてきたメンテナンス性に革新性をもって応えた一例といえる。象徴的になりがちなハンドルは、薄く奥行きをとることで、機能性を保持しながら軽快な印象を与えている。マットなワントーンを基調としたCMF、明瞭なボタンと液晶を活かした最小限の印字で構成された操作面によって、クリーンな印象を与えている。 |
IHクッキングヒーター 「火加減マイスター」 N2500T/ N2000T/ N1500T/ N1000Tシリーズ |
この「日立IHクッキングヒーターシリーズ」は、子育て世帯をターゲットとした安全で効率的な調理が可能なモデルとしてデザインされた。直感的なインターフェイスや、グリル庫内にあるカメラで焼き加減を確認できるなど、ユーザーへの配慮が優しく綺麗に設計されている。また、インターネット接続により使用ログデータは分析され、ユーザーのニーズに合わせた機能が提供される。筐体にはリサイクル素材を使用するなど、トータルにサスティナブルな優れたデザイン開発が施されていることが伺える。 |
毎日の暮らしを彩る製品として、日立の家電は「用と美のバランス」、つまり「実用品としての使い勝手」と「生活の邪魔にならない美しさ」の両立を、提供すべきデザイン価値の核としています。
日立のデザインフィロソフィー「Less but Seductive」は、この価値観を軸に「一見控えめながら、人々を魅了するモノのあり方」を愚直に見つめ直した理念であり、その世界観は、実際の家事作業の中で感じる使い勝手の良さ、ふと目にしたときに思うたたずまいの美しさ、さらにはそれらを利用することで生まれる団らん、日々の生活の中で感じる幸せや充足感など、心豊かなひとときを生み出すための存在をめざしています。
今回「グッドデザイン賞」を受賞した製品は、この理念をベースに、生活に寄り添い、生活者一人ひとりのQoL(Quality of Life)向上の一助になればとの想いでデザインしました。
日立グローバルライフソリューションズは、家電・空調を中心としたプロダクト事業、ソリューション事業に加え、これまで培ってきた事業基盤と日立グループの総合力、またデジタル技術を活用したイノベーションを通じて、「360°ハピネス ひとりひとりに、笑顔のある暮らしを」という想いのもと、「暮らしの充実」「医療の高度化、充実」「循環型社会」そして「低環境負荷」の4分野を中心に生活者のQoL向上に貢献するライフソリューションの創出、さらにグローバルアライアンスの強化による日立ブランド製品の海外販売とライフソリューション事業の海外展開を加速していきます。
以上