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2023年9月19日
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
マルチポートEVチャージャ
株式会社日立インダストリアルプロダクツ(以下、日立インダストリアルプロダクツ)は、電気自動車(EV)の急速充電を可能にする大容量マルチポートEVチャージャを2023年10月から製品化します。
今回、日立インダストリアルプロダクツで開発したマルチポートEVチャージャは、大容量かつマルチポート化により同時に充電できる台数を増加させることで、充電時間の短縮と充電渋滞の解消を実現、充放電制御技術により系統増強工事を必要としない系統混雑の緩和や、再生可能エネルギー電源接続量の増加、電圧制御の安定化が可能となります。加えて高効率電力変換技術によりEVが持つ分散型エネルギーリソースの価値を最大化させるものです。
日立インダストリアルプロダクツは、本製品の提供を通じて、脱炭素社会の実現に向けた充電インフラの拡充、EVの普及に貢献していきます。
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現をめざす2050年までの計画において、2035年までの乗用車新車販売における電動車100%の実現が急がれる中、いまだ国内では充電インフラ整備の遅れに伴う充電渋滞の発生や、EVの具体的なユースケースの検討が進んでおらず普及が遅れています。また将来的なEV普及による電力系統への圧迫も予想され、EVを分散型電力リソースとして活用することによる系統混雑の解消が求められています。
日立インダストリアルプロダクツは一般社団法人チャデモ協議会の実証プロジェクトに参画し、日中次世代充電規格CHAdeMO3.0(ChaoJi2)の検証や同規格の普及のため、当社大みか事業所(茨城県日立市大みか町五丁目2番1号)に国内唯一の次世代EV充電規格実証拠点を構築し、国内外の車両OEMに対し実証サイトとして開放予定です(2023年10月〜2年間) *1。
また、通勤車を活用したCO2削減の取り組みとして、当社土浦事業所(茨城県土浦市神立町603番地)の駐車場にマルチポートEVチャージャを設置し、勤務中のEV充電を可能にすることで、従業員のEV導入を促し、通勤車におけるCO2削減を実現する実証サイトを計画予定です(2024年4月〜)。
本製品は、株式会社日立製作所が2023年9月20日(水)〜21日(木)に東京ビックサイトで開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2023 JAPAN」において、ご覧いただけます。「産業・都市のDX」カテゴリー「カーボンニュートラルに貢献するEV・バッテリー活用でレジリエントな街づくりへ」の展示の中で紹介する予定です。
日立グループは「デジタル」「グリーン」「イノベーション」の3つを成長の柱として、グローバルで社会イノベーション事業のさらなる進化と成長をめざします。
日立インダストリアルプロダクツは産業・流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」の中で、プロダクト事業を通じてお客さまの環境価値の向上に貢献します。
株式会社日立インダストリアルプロダクツ
営業統括本部 電機システム営業本部 [担当:荒木、白井]
営業統括本部 電機システム技術部 [担当:西岡、坊傳]
〒101-0021 東京都千代田区外神田一丁目5番1号 住友不動産秋葉原ファーストビル
電話 : 03-6271-7068(直通)
以上