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2022年12月13日
株式会社日立ハイテク
株式会社日立ハイテク(以下、日立ハイテク)は、このたび、グローバルに環境調査・情報開示を実施する非政府組織CDP*1(本部:英国)から、気候変動に対する取り組みや情報開示の透明性が評価され、スコアリング対象となった10,000社以上の中から2022年の「Aリスト企業」に選定されました。2010年にCDPに登録し、脱炭素や自然共生への取り組みを継続してきましたが、気候変動分野での最高評価は、日立ハイテクとして今回が初めての選定となります。
日立ハイテクグループでは、日立グループの一員として環境ビジョンと環境長期目標「日立環境イノベーション 2050*2」達成のために 、2027年度までに事業所(ファクトリー・オフィス)におけるカーボンニュートラルを実現し、2050 年度までにバリューチェーン全体を通じてカーボンニュートラルを達成することを目標に掲げ、取り組みを推進しています。この取り組みの中で、日立ハイテクはこれまでに7つの事業所でカーボンニュートラルを達成しています。
目標達成に向けたさらなる取り組みとして、2021年度から日立インターナルカーボンプライシング*3を導入したほか、経営トップの役員報酬へ環境評価を導入するなどの取り組みを進めています。また、2050年度までにバリューチェーン全体を通じてカーボンニュートラルを達成するため、最もCO2排出量の多い「Scope3カテゴリ1(購入した製品・サービス)」の算定精度向上と削減施策の検討に向けて、2020年度からサプライヤー各社のCO2排出量調査を開始しました。
モノづくりにおいては、環境配慮設計(エコデザイン)を導入し、「Scope3カテゴリ1」に次いでCO2排出量が多い「製品使用時のCO2排出量」低減に取り組むなど、環境負荷を低減した製品の提供をめざしています。そのほか、今後需要が伸びるEV(電気自動車)用のリチウムイオン電池(以下、LiB)の再利用や再製品化に対応するため、株式会社日立製作所とともに開発した「電池劣化高速診断手法」による電池の残存性能評価の高速化、高精度化を実現するソリューションを提供するなど、事業面でもサプライチェーン全体でパートナーとの協業を通してカーボンニュートラル実現に貢献することをめざしています。
日立ハイテクグループは、今回の気候変動分野における「Aリスト企業」選定を励みに、今後も環境負荷低減をめざしたモノづくりや環境管理の強化を通して環境価値を創出し、持続可能な地球環境への貢献をめざしていきます。
日立ハイテクグループでは社会からの要請に対して、SDGsを踏まえマテリアリティ(重要課題)を特定しています。特定した5つのマテリアリティのうちの1つが「持続可能な地球環境への貢献」、その活動項目の1つが気候変動対策などの「脱炭素社会の実現」への取り組みです。
日立ハイテクは、2001年、株式会社日立製作所 計測器グループ、同半導体製造装置グループと、先端産業分野における専門商社である日製産業株式会社が統合し、誕生しました。2020年、日立製作所の完全子会社となり連携を強化していくことで、社会課題の解決に貢献し、持続可能な社会の実現をめざしています。
医用分析装置、バイオ関連製品、分析機器、半導体製造装置、解析装置の製造・販売に加え、社会・産業インフラ、モビリティなどの分野における高付加価値ソリューションの提供を通して、グローバルな事業展開を行っています(2022年3月期日立ハイテクグループ連結売上収益は5,768億円)。
株式会社日立ハイテク CSR 本部 サステナビリティ推進部 [片倉、河本]
〒105-6409 東京都港区虎ノ門一丁目 17 番 1 号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
電話 : 080-2566-8794 (直通)
以上