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企業情報ニュースリリース

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2022年3月16日
日立ヴァンタラ社

日立ヴァンタラ社が、エンタープライズや産業分野向けに
インテリジェントなDataOpsポートフォリオに基づいたEdge to Cloudのデータファブリックでデータドリブンなイノベーションを実現

Lumada DataOpsおよび、Lumada Industrial DataOpsの機能強化により、
データ品質向上、データガバナンス、統合を実現し、IT・OTデータの統合、オペレーションなどを加速

  日立ヴァンタラ社は、AIを活用したデータ運用を自動化する「Lumada DataOps」と、産業分野のユースケースに高度な分析機能を提供する「Lumada Industrial DataOps」の新機能を米国時間3月16日に発表しました。

  データがデータセンター、エッジ、ハイブリッド・パブリッククラウドのインフラにますます分散されるようになり、データガバナンスはより困難になっています。このような複雑さは、データをビジネス価値に変える組織の能力を阻害する可能性があります。グローバルな調査・アドバイザリー会社である451 Researchによる最近のDataOpsサーベイでは、データプライバシーとコンプライアンス、データアクセス、データプレパレーションが、データ駆動型の組織の最優先事項であると述べています。

  今回、Lumada DataOpsのポートフォリオに追加された機能により、企業は強化されたData Catalogによって管理されるシームレスなデータファブリック*1を作成し、データの品質向上とガバナンスを自動化することが可能になります。また、Pentahoのデータ統合機能のアップデートにより、お客さまは複数のデータソースとロケーションにまたがるデータの抽出やアクセス、準備、統合にかかる時間と作業の煩雑さを軽減することができます。そして、新しいLumada Industrial DataOpsのポートフォリオには、ITとOT*2データをシームレスに統合して革新的なビジネス価値を引き出す産業分野向けのIoT分析モデルが含まれています。

*1
データファブリック:オンプレミスやクラウドに点在するデータを最適な場所に配置し、業務アプリケーションやさまざまなサービスから必要なデータをいつでも取り出せるアーキテクチャ。
*2
Operational Technology(制御・運用技術)

  日立ヴァンタラ社のChief Product OfficerであるRadhika Krishnan(ラディカ・クリシュナン)は、「Lumada DataOpsとLumada Industrial DataOpsのポートフォリオ製品は、お客さまを独自仕様の技術に縛り付ける従来のデータ管理ソリューションとは異なり、あらゆるエコシステムを強化し、どこからでもデータを管理・統制できるようにします。お客さまのデータがどこにあるかに関わらず、私たちはLumada DataOpsとデータおよび分析コンサルティングサービスを通じてデータの抽出、分析、管理やマネタイズを図り、お客さまがより良い洞察(インサイト)でビジネスを推進できるよう支援します。」と述べています。

  クリーンで正確なデータを手に入れた企業は、デジタルツインやAI/マシンラーニングモデルなどの高度な運用分析機能を活用し、運用上の意思決定を予測・規定することができます。

今回の機能強化について

1. エッジからマルチクラウドのデータファブリックまで、インテリジェントなデータ運用を実現

  Lumada DataOpsは、すべての企業データに対してオープンでコンポーザブルな基盤を提供するインテリジェントプラットフォーム上で、データの収集、統合、管理、分析といった日々のタスクを自動化し、選択したツールや分析へのセルフサービス型のデータアクセスを提供します。Lumada DataOpsのアップデートは以下の通りです。

  1. Data Catalog
    Data Catalogv7.0は、強力な新しいユーザーインターフェイス、データ品質、Collibra*3接続 を含むIo-Tahoe*4テクノロジーに基づく信頼できるデータを使用して、ビジネスインサイトを加速させます。
  2. Data Integration
    Pentaho v9.3は、柔軟なクラウド展開とSnowflake、MongoDB Atlas、Teradata、Elastic Search7.x、IBM MQ 9.2などのクラウドデータストア用の新しいコネクターによってハイブリッドクラウド間でデータ統合を行うことが可能です。

2. ITとOTのデータ統合でデジタルな産業オペレーションを実現

  日立ヴァンタラ社の新しいLumada Industrial DataOpsのポートフォリオは、重要なオペレーションをより予測可能で管理しやすくするためのリアルタイムのインサイトと成果を提供します。また、エッジからマルチクラウドまでの分析ソリューションのためのデータファブリックを構築することで、ITとOTのデータ統合を加速させます。Lumada Industrial DataOps IIoTソフトウェアは、OTとITソースにまたがるデータパイプラインを自動化し、予知保守と運用最適化のための産業用AIとマシンラーニングモデルにデータを供給します。新しいLumada Industrial DataOpsポートフォリオの機能は以下の通りです。

  1. IIoT Core
    コア、ゲートウェイ、デジタルツイン、マシンラーニングサービスを含む完全なIIoTデータプラットフォームにより、運用アプリケーションの展開を加速・拡張します。
  2. IIoT Analytics
    学習済みマシンラーニングモデルをパッケージ化したデジタルツインによるデリバリーを簡素化するツールキットにより、AIおよびマシンラーニングソリューションの作成を簡素化します。
*3
データマネジメント領域のサービスを提供するスタートアップ企業
*4
2021年6月、日立ヴァンタラ社ニュースリリース

パートナーからのコメント

MarketAxess社 信用リスク分析マネージャー  Dale Bloom(デイル・ブルーム)氏

「Pentahoが提供するデータ統合機能は、多様なデータセットを整理し、組織が効果的で部門を越えた意思決定を行えるようにするデータドリブンなインサイトを提供するのに役立ちます。新しいデータストアの統合により、さらに多くのデータを柔軟に接続し、データフローの中断に対処するコントロールを簡単に識別して確立し、ハイブリッド環境にシームレスに展開して、ビジネスラインにより良いサービスを提供できます。」

Centrica社 global head of data  Eddie Edwards(エディ・エドワーズ)氏

「Centrica社は、保険、修理サービス、インテリジェントなエネルギー管理ソリューションなど、あらゆるエネルギーサービスや製品を、何百万人もの家庭や企業のお客さまに提供しています。すべてのCentricaブランドはお客さまを重視しており、持続可能なエネルギーに関する新たなイノベーションを推進し、地域社会がエネルギーを効率的に利用できるようにするために、正確なデータを頼りにしています。 データからインサイトを見出し応用するスピードにより、顧客体験を継続的に改善し、ゼロカーボン・エネルギー目標を達成することができるのです。Lumada Data Catalogによって、当社のハイブリッドデータファブリックにおけるデータ抽出を完全に自動化し、規制遵守のコミットメントを効果的に満たすことができます。また、日立ヴァンタラ社と協力し、データのプライバシー管理を強化することで、運用リスクを低減し、お客さまから信頼されるエネルギー供給業者としての取り組みを示すことができます。」

Ethos Technology社 CEO  Omar Galbraith(オマー・ガルブレイス)氏

「当社のパートナーは、より多くのデータマネジメントソリューションとサービスを提供し、ビジネスのアジリティとデータからの価値を、大幅に低いTCOと迅速な利益実現につなげることを望んでいます。Lumada DataOpsにより、ハイブリッドクラウドにおけるデータ管理の自動化に移行したパートナーとの会話を促進できるため、顧客内でのデータの適用、管理、保護および消費を加速させることができます。パートナーは、従来の単発の製品供給から脱却し、付加価値の高いマネージドサービスのポートフォリオを構築できます。」

Ventana Researchシニアバイスプレジデント兼リサーチディレクター  Dave Menninger(デイブ・メニンガー氏)

「あらゆる種類の組織が、顧客、運用、ライブエッジ環境など、組織全体のリソースを活用するデータ戦略の価値を急速に認識しています。日立ヴァンタラ社のLumadaソリューションは、組織がデータを抽出、分析し、説得力のあるインサイトをステークホルダーに提供することを支援します。」

ソフトウェアの提供

  Lumada DataOpsのData Catalogのアップデートを3月16日より全世界で提供開始します。Pentaho 9.3は、2022年5月に提供予定です。Lumada Industrial DataOpsソフトウェアは、日立ヴァンタラ社とそのグローバルパートナーネットワークから4月末に提供予定です。

ウェビナー(英語)について

  2022年におけるDataOpsの現状と、企業がインテリジェントなDataOpsを用いてどのようにデータを統合・管理し、シームレスな顧客体験を提供しているかについて、451 ResearchのSenior Research AnalystであるPaige Bartley氏と日立ヴァンタラ社のChief Product Officerであるラディカ・クリシュナンが登壇します。DataOpsが主要なビジネス成果を実現するためのファブリックの構築にどのように役立つかについて説明します。
詳細は以下をご参照ください。

日時:2022年3月24日午前9時(太平洋標準時)

関連情報(英語)

日立ヴァンタラ社

  日立製作所の100%子会社である日立ヴァンタラ社は、お客さまのデジタルに関する課題を解決し、お客さまを「今」から「次」へと導きます。お客さまとともに協創して、優れたビジネスの知見とデジタル技術をお客さまのビジネスとそのデータに適用することで、経済と社会の発展に貢献します。Fortune 100企業の80%以上が日立ヴァンタラ社を信頼し、新たな収益源の開拓、競争優位性の確保、コストの削減、顧客体験の向上、社会的・環境的価値の提供を支援しています。

以上

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