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企業情報ニュースリリース

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2021年11月25日
日立エナジー

(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
11月23日9:00(日本時間17:00)に発表しました。)

日立エナジーがデンマークのEV急速充電ステーションへバッテリー蓄電システムを提供

交通部門の電化と再生可能エネルギーの効果的な連系を支援し、脱炭素社会の実現に貢献

[画像]日立エナジーのバッテリー蓄電システムを含むクレバーのEV急速充電ステーション(イメージ)
日立エナジーのバッテリー蓄電システムを含むクレバーのEV急速充電ステーション(イメージ)

  日立エナジーは、デンマーク王国(以下、デンマーク)最大の電気自動車(EV)向け充電サービス事業者であるクレバー*1と、同社がデンマークの都市Køge(キューゲ)で計画しているEV急速充電ステーション向けにバッテリー蓄電システムを提供することで合意しました。本EV急速充電ステーションは、同時に16台のEV充電が可能なデンマーク最大規模のもので、デンマークの首都コペンハーゲンから南西へ約35kmの都市であるキューゲに設置されます。運用開始は、2022年初頭を予定しており、当社はバッテリー蓄電システム「e-mesh™PowerStore™」、分散型エネルギー源向け監視制御システム「e-mesh Control」「e-mesh SCADA」を提供します。

  化石燃料の再生可能エネルギーへの置き換えが各国で目標とされる中、バッテリー蓄電はカーボンニュートラルな未来への移行を加速するための不可欠なツールとなりつつあります。デンマーク政府は、2030年までに775,000台以上のEVまたはハイブリッド車を普及させることで議会と合意しており、今回のプロジェクトは、2050年までにネットゼロ排出量を達成するというデンマーク政府の目標達成に貢献する取り組みの一つです。
  クレバーは、現在、デンマークで約2,500カ所の公共充電ポイントを運営しており、2025年末までに新たに10,000カ所の公共充電ポイントを設置する予定です。

  今回、クレバーは、キューゲに設置するEV急速充電ステーションに、地域の電力網に直接連系するように設計された日立エナジーのバッテリー蓄電システムを組み込むことで、風力や太陽光から得られるクリーンな電力を充電に最大限活用し、24時間365日、必要なときにいつでも利用できる持続可能なモビリティソリューションを提供します。さらに、アンシラリー(周波数変動調整)サービスにより、投資を迅速に回収することもできます。日立エナジーとクレバーは、交通部門の電化を支援し、再生可能エネルギーの効果的な連系を可能にすることで、カーボンニュートラルな社会の実現に貢献します。

  日立エナジーのグリッドオートメーションビジネスユニット担当副社長であるマッシモ・ダニエリは、「日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来に向けた取り組みを推進しています。本プロジェクトは、私たちが技術と、再生可能エネルギー発電、電化、エネルギー貯蔵といったエネルギー転換の要素を組み合わせることで、何が実現できるかを示しています。そして、迅速かつ大規模な電気へのアクセスを可能にし、世界的にも地域的にも人々に恩恵をもたらす革新的なソリューションを提供する取り組みの一つです。」と述べています。

  本プロジェクトは、EV充電ステーションを利用する通勤者やその他の運転手にとって、充電を簡単でアクセスしやすいものにすることを目的としており、8つのユニットで16台のEVを同時に充電することができます。EV充電向けのインフラには、車両の充電プロセスを制御・最適化・調整するための高度なデジタル技術が必要とされることに加えて、マイクログリッドのように、蓄電池と分散型エネルギー源との適切な連携が求められるなど、多くの要件があります。日立エナジーは、こうした要件を満たした分散型エネルギー源向け製品群e-mesh*2のうち「e-mesh PowerStore」「e-mesh Control」「e-mesh SCADA」を提供します。

*1
クレバーのウェブサイト(英語)
*2
e-meshのウェブサイト(英語)

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日立エナジーについて

  日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来へ向けた取り組みを加速する、グローバルな技術リーダーです。さまざまな分野のお客さまに、バリューチェーン全体にわたる革新的なソリューションとサービスを提供するとともに、お客さまやパートナーとの協創により、カーボンニュートラル実現に向けたエネルギー転換に必要な、デジタル技術を活用した変革を実現します。日立エナジーは、社会価値、環境価値、経済価値のバランスを取りながら、世界でより持続可能、より柔軟、より安心・安全なエネルギーシステムを構築する取り組みを進めています。スイス・チューリッヒに本社を置き、全世界90カ国に約38,000人の従業員を擁しており、140カ国以上の導入実績と、約1兆円の事業規模を有しています。

日立製作所について

  日立は、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。「環境(地球環境の保全)」 「レジリエンス(企業の事業継続性や社会インフラの強靭さ)」 「安心・安全(一人ひとりの健康で快適な生活)」に注力しています。IT・エネルギー・インダストリー・モビリティ・ライフ・オートモティブシステムの6分野で、OT、ITおよびプロダクトを活用するLumadaソリューションを提供し、お客さまや社会の課題を解決します。2020年度(2021年3月期)の連結売上収益は8兆7,291億円、2021年3月末時点で連結子会社は871社、全世界で約35万人の従業員を擁しています。

以上

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