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2021年9月28日
Lumadaのケイパビリティを融合し、日本市場でDXサービスを提供
「Lumada Innovation Hub Tokyo」とGlobalLogic社のデザインスタジオを接続したワークショップの様子
株式会社日立製作所(以下、日立)と米国子会社であるGlobalLogic Inc.*1(以下、GlobalLogic社)は、日本市場におけるデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)サービスを推進するための協創を開始しました。この協創の取り組みは、日立の協創拠点「Lumada Innovation Hub Tokyo*2」を活用し、GlobalLogic社とLumadaのケイパビリティを融合したものです。本取り組みは、両社の統合戦略に基づき、GlobalLogic社の速やかな日本市場参入を実現するものです。
両社は、GlobalLogic社のデザイン思考に基づいたデジタルエンジニアリングサービスを活用しながら日本のお客さまのDXを支援する体制を構築し、2022年度にサービス提供を開始します。
GlobalLogic社 COOのニテッシュ・バンガは、「グローバル企業がデジタル技術を活用して新たな収益源を生み出し、顧客との関係を強化する動きが活発化しており、DXに対する市場の需要は速いペースで成長し続けています。GlobalLogic社と日立は、このニーズに対応するための体制を整えており、今回の協創の取り組みの開始は、日本市場にDX実現のためのケイパビリティを提供する素晴らしい第一歩となります」と述べています。
GlobalLogic社は、2021年7月に日立が買収し、日立グループとして事業活動を行っています。デジタルエンジニアリングサービスのリーディングカンパニーであり、戦略、エクスペリエンスデザイン力、Chip-to-Cloud(チップからクラウドまで)のソフトウェアエンジニアリング技術などのケイパビリティを有しており、ビジョン策定や斬新なアイデアの創出などの上流サービスだけでなく、そのビジョンを実際の製品、プラットフォームや顧客体験に実装することができます。
日立は、デザイン思考やデータサイエンスなど、Lumada事業で培ってきたDXに関するノウハウや実績を有するスペシャリストが、お客さまやパートナーと知恵やアイデアを掛け合わせながら、新たな価値の創出に取り組んでいます。
日立とGlobalLogic社は、両社の強みを生かしたプロジェクト第一弾として、日立ストレージ事業のクラウドベースの「as a Service」ビジネスモデルの強化に取り組みます。
今後、日立とGlobalLogic社は、日本市場向けに両社の強みを融合したサービスメニューを整備していきます。
GlobalLogic社が世界各地に有するデザインスタジオやエンジニアリングセンターとLumada Innovation Hub Tokyoを接続し、GlobalLogic社の豊富なDX推進実績、エクスペリエンスデザイン力、Chip-to-Cloudのソフトウェアエンジニアリング技術などのケイパビリティを生かし、DXを加速するプロジェクトを実施していきます。
具体的には、日本市場の業種・業務ノウハウに精通したLumada Innovation Hub Tokyoのデザインシンカー*3が、日立のビジネス関係者とGlobalLogic社のデザイナーやソリューションアーキテクトとともに経営課題の抽出を行い、GlobalLogic社の高速な課題解決アプローチのもとでDX戦略を策定、ビジネスモデルのプロトタイプをスピーディーに協創します。
図:GlobalLogic社との協創プロジェクトの一例
第一弾として、日立のストレージ事業を対象にワークショップを開催し、クラウド対応を強化するアーキテクチャーについて活発な議論を行いました。今後、GlobalLogic社のデジタルエンジニアリングサービスを活用することで、日立ストレージ事業の「as a Service」ビジネスモデルを強化していきます。さらに、このプロジェクトを日立の他の製品事業へも適用し、DXを加速させていきます。
日立は、プロジェクトで構築した新たな協創のビジネスプロセスをもとに、さまざまなDXプロジェクトへの適用性を検証し、2022年度に日本のお客さまにサービス提供を開始する予定です。
今後、Lumada Innovation Hub Tokyoを通じ、GlobalLogic社の2万2,000人以上のデザインとソフトウェアエンジニアリングのプロフェッショナル人財と、日立の3万5,000人のデジタル人財が連携し、日本市場を含むグローバルなお客さまや社会が抱える課題を、デジタル技術を活用して解決する社会イノベーション事業を推進していきます。
日立製作所のグループ会社であるGlobalLogic社は、デジタルエンジニアリングサービスのリーディングカンパニーであり、グローバルな顧客基盤を有し、革新的なプロダクト、プラットフォーム、デジタルエクスペリエンスをお客さまとともにデザインし構築します。エクスペリエンスデザイン、高度なエンジニアリング、データエクスパティーズを組み合わせることで、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを支援します。
GlobalLogic社はシリコンバレーに本社を置き、世界各地にデザインスタジオやエンジニアリングセンターを展開しています。通信、金融サービス、自動車、ヘルスケア、ライフサイエンス、テクノロジー、メディア・エンターテイメント、製造業、半導体など、多種多様な業界のお客さまへ深い専門知識を提供しています。
知恵やアイデアを掛け合わせイノベーションを活性化させる場であり、日本市場に精通したデザインシンカーやデータサイエンティストなどのデジタル人財とのワークショップやアイデア創出から、Lumada事業のDX実績も活用したアジャイル開発のサービスを提供しています。
本プロジェクトについては、日立が2021年10月11日(月)〜15日(金)に開催する「Hitachi Social Innovation Forum 2021 JAPAN」において、ご覧いただけます。
以下のセッションの中で紹介する予定です。
10/11(月)9:00-9:25 | 東原 敏昭 基調講演 「社会インフラのDXが実現する未来 - 持続可能な社会と創造的消費者」 |
10/12(火)9:30-10:00 | ハイライトセッション 「Lumadaのグローバル展開の加速〜グローバルDXパートナーに向けて〜」 |
10/12(火)13:30-13:50 | セミナー 「知恵やアイディアをかけ合わせるLumadaの取り組みとは」 |
日立は、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。「環境(地球環境の保全)」 「レジリエンス(企業の事業継続性や社会インフラの強靭さ)」 「安心・安全(一人ひとりの健康で快適な生活)」に注力しています。IT・エネルギー・インダストリー・モビリティ・ライフ・オートモティブシステムの6分野で、OT、ITおよびプロダクトを活用するLumadaソリューションを提供し、お客さまや社会の課題を解決します。2020年度(2021年3月期)の連結売上収益は8兆7,291億円、2021年3月末時点で連結子会社は871社、全世界で約35万人の従業員を擁しています。
株式会社日立製作所 サービス&プラットフォームビジネスユニット Lumada CoE
Lumada Innovation Hub Tokyo
以上