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2021年9月22日
日立ABBパワーグリッド
(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
9月21日9:00(日本時間16:00)に発表しました。)
2,600万以上の人々への安定的かつ効率的なエネルギー供給に貢献
日立ABBパワーグリッドは、エジプト送電公社*1から、エジプト北部に位置する三角州地帯の電力ネットワーク制御の高度化を目的として建設される三角州地帯制御センター(以下DRCC*2)向けに、電力ネットワーク監視制御・エネルギー管理システム「Network Manager」およびDRCCと各変電所を結ぶ通信システムを受注しました。本プロジェクトは、エジプトの電気設備エンジニアリング・建設会社であるエルスウェディ・エレクトリック・ティーアンドディー社とのコンソーシアムで受注したものであり、同社がDRCC建屋の建設を行います。プロジェクトの期間は、2021年9月から24カ月間の予定です。当社は、本システムの提供を通じて、三角州地帯の電力ネットワークの高度な監視制御・最適化を支援し、2,600万以上の人々への安定的かつ効率的なエネルギー供給に貢献します。
エジプト送電公社は、エジプトの経済発展とサステナビリティ向上に向けて、三角州地帯の電力ネットワークの信頼性と効率性を高めるために、同地帯のマンソーラ市へのDRCC設置を計画しています。
当社は、エジプト送電公社から、2018年のスエズ運河地域向け*3に続き、三角州地帯向けの電力ネットワーク監視制御・エネルギー管理システムを受注しました。今回、エジプト送電公社のニーズに応えるために、三角州地帯の電力ネットワークの状況把握をより高度なものにする、優れた操作性と機能を備えたシステムを同社に提供します。また、DRCCと変電所とのリアルタイムのデータ通信向けに、当社の先進的な通信プラットフォーム「FOX615」をベースにした光ファイバー通信システムも併せて納入します。
エジプトの電力・再生可能エネルギー大臣であるモハメド・シェイカーは、「三角州地帯は国の成長と発展にとって重要な地域であり、その成長を支えるためには、安定的かつレジリエンスに優れた電力インフラが不可欠です。」と述べています。
エジプト送電公社会長であるサバ・マシャリーは、「日立ABBパワーグリッドのシームレスな統合ソリューションと専門知識は、当社の先進的な電力ネットワーク運用に貢献してくれるでしょう。」と述べています。
エルスウェディ・エレクトリック・ティーアンドディー社CEOであるメドハット・マヘルは、「日立ABBパワーグリッドは信頼できるパートナーであり、過去にも協力してプロジェクトを成功させた経験があります。私たちは、綿密な計画と強力な組織体制、包括的なソリューションにより、プロジェクトを成功に導きます。」と述べています。
日立ABBパワーグリッドのグリッドオートメーションビジネスユニット担当副社長であるマッシモ・ダニエリは、「当社は今回、三角州地帯の将来の電力ネットワークに必要な高度なソリューションを、エジプト送電公社に提供します。大規模かつミッションクリティカルなソフトウェアや通信ネットワークソリューションを提供してきた豊富な経験を生かして、エジプトの発展を支援できることを誇りに思います。」と述べています。
日立ABBパワーグリッドは、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッドは、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。 なお、日立ABBパワーグリッドは、2021年10月、社名を日立エナジーに変更します。
以上