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2021年8月17日
株式会社日立製作所
日立ABBパワーグリッド
「Powering Good for Sustainable Energy」をテーマに、脱炭素社会の実現を支援する取り組みを紹介
VIRTUAL CENTENNIAL SESSIONのイメージ(出典:CIGRE)
株式会社日立製作所(以下、日立)と日立ABBパワーグリッドは、2021年8月18日(水)から27日(金)までの土日を除く8日間、オンラインで開催される国際大電力システム会議(CIGRE*1)の「VIRTUAL CENTENNIAL SESSION」スポンサーシッププログラムに参画します。
CIGREは世界各国のエンジニアの技術交流の活性化を図り、電力システムに関する専門知識を共同で開発・共有することを目的に、1921年にフランス・パリで設立された民間の非営利団体で、現在、90か国以上、1,250の会員組織から何千人以上の専門家が参加しています*2。CIGREでは国内外でさまざまなイベントプログラムを実施しており、中でも隔年で開催される「CIGRE パリ大会」は、世界最大*2の電力システムの学会ならびに展示会となっています。今回開催される「VIRTUAL CENTENNIAL SESSION」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「CIGRE パリ大会」に代わりオンライン形式で開催されるものです*3。
日立と日立ABBパワーグリッドは「Powering Good for Sustainable Energy」をテーマに、持続可能なエネルギーシステムの効率化、強じん化、安心・安全の向上に貢献する先進の技術を紹介します。例えば、「VIRTUAL CENTENNIAL SESSION」に合わせて発表予定の脱炭素社会の実現に貢献する環境効率の高いソリューションポートフォリオ「EconiQ™」の開発ロードマップや、大規模な再生可能エネルギーのスムーズな系統連系を可能とし、モビリティからデータセンターまで、CO2排出ゼロの電化を支援する新たな系統安定化ソリューション「SVC Light®Enhanced」について紹介します。また、メンテナンスコストの削減やお客さまのカーボンニュートラルの達成を支援するとともに、レジリエンスと安定性を向上させるデジタルソリューション等、Lumadaによる持続可能なエネルギーマネジメントについても紹介します。
このほか、日立ABBパワーグリッドは、「HVDC」「配電網と分散電源」「エネルギー分野に従事する女性」の3つのセッションで進行を務めるほか、多数のワークショップとチュートリアルにも参画します。加えて、日立ABBパワーグリッドは、プログラムの一つであるGroup Discussion Meetingで、これまでに25件の貢献をしています。
日立と日立ABBパワーグリッドは、お客さまやパートナーとの協創の理念を持ち、1世紀以上にわたって技術革新の最前線にいます。日立は2月に、2030年度までに事業所(工場・オフィス)におけるカーボンニュートラルを実現する「日立カーボンニュートラル2030」を発表し、さらに2050年度までにバリューチェーン全体でCO2排出量80%削減をめざすことを決定しました。また、日立ABBパワーグリッドは6月に、国連の持続可能な開発目標に基づき 「地球環境、人間尊重、平和と公正、パートナーシップ」 に重点を置いた持続可能性に関する戦略計画 「Sustainability 2030」 を発表しました。
日立は、再生可能エネルギーや原子力発電といったクリーンな発電システム事業に加え、社会インフラを支えるパワーグリッド事業を注力事業の一つとして強化しており、2020年7月に日立ABBパワーグリッドを設立しました。日立ABBパワーグリッドは、エネルギーを取り巻く環境の急激な変化に対応し、持続可能なエネルギーの未来の実現を約束することを目的に、2021年10月に社名を日立エナジーに変更します。
新たな社名である日立エナジーは、持続可能なエネルギーの未来のために力を発揮することを事業の中心に据え、Lumadaに代表される日立の先進的なデジタルソリューションと、独自の専門知識と経験に基づいて構築されたエネルギープラットフォームを組み合わせることで、カーボンニュートラルな未来の実現という地球規模の課題を解決することを示したものです。電力分野だけでなく、持続可能なモビリティ、スマートライフ、データセンターなどさまざまな分野のお客さまやパートナーとグローバルなソリューションでの協創を強化していきます。
日立は、IT(Information Technology)、OT(Operational Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2020年度(2021年3月期)の連結売上収益は8兆7,291億円、2021年3月末時点で連結子会社は871社、全世界で約35万人の従業員を擁しています。日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション/サービス/テクノロジーであるLumadaを通じて、IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフ、オートモティブシステムの6分野でお客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速することで、社会価値・環境価値・経済価値の3つの価値向上に貢献します。
日立ABBパワーグリッドは、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッドは、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上