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2021年6月30日
日立ABBパワーグリッド社
(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
6月29日9:00(日本時間16:00)に発表しました。)
24時間365日体制の専門的なカスタマーサービスを提供、ライフサイクルマネジメントを支援
Collaborative Operations Centersのイメージ
日立ABBパワーグリッド社は、変電所自動化システムや保護・制御システム、通信製品・システムなどのグリッドオートメーション分野における設備の安定稼働と効率的な運用をサポートする「Collaborative Operations Centers(コラボレーティブ・オペレーションセンター)(以下、COC)」を世界6カ国に開設するとともに、「Grid Automation Shield(グリッドオートメーション・シールド)(以下、GAS)」の提供を開始します。
COCは、24時間365日体制で専門的なカスタマーサービスを提供するサービス拠点で、マレーシア、オーストラリア連邦、アメリカ合衆国、アラブ首長国連邦、スイス連邦、イタリア共和国に開設しました。COCを40か国以上にある当社のエンジニアリングおよびサービスセンターと連携することで、専門的なカスタマーサービスを世界各地の電力会社や電力事業者へ提供します。具体的には、特定のサービスレベル契約に基づき、定期的な調査を行いながら、サポート、メンテナンス、パッチマネジメント、エンジニアリングなどのサービスをリモートまたは現地サービスとして提供し、お客さまのデジタル機器を管理・保護します。これには、IED*1やリモートターミナルユニット*2をはじめとした変電所自動化システムや保護・制御システム、通信製品・システムなどが含まれます。
GASは、お客さま設備の運用最適化に必要な製品ライフサイクルと関連サービスに関する最新情報を提供する、新たなライフサイクルマネジメントプログラムです。お客さまの設備に関する情報を提供するポータルサイト「Collaboratibe Operations Portal(コラボレーティブオペレーション・ポータル)」と、グリッドオートメーションならびに通信製品・システムの保守、ソフトウェアのアップデート、継続的な改良のための専用サービスを提供します。これにより、お客さまは、信頼性と性能に関する問題の予測や確認を行いながら、設備の更新・アップグレードの計画・見直しを行うことができます。
日立ABBパワーグリッド社のグリッドオートメーションビジネスユニット担当役員であるMassimo Danieli(マッシモ・ダニエリ)は、「当社はデジタル化された専門的なサポートの提供により、お客さまのより複雑な問題への対処を支援します。COCとGASは、お客さまの運用上・技術上の緊急のニーズに対応し、資産のライフサイクル全体で価値を提供します。」と述べています。
当社は、洋上風力発電事業のリーディングカンパニーであるデンマーク王国のOrsted(以下、オーステッド社)から、同社の洋上風力発電所の自動化、保護、制御システムの導入と保守の委託先に選定されています。当社は、COCを活用して再生可能エネルギーを安全に発電・連系しながら、運用の継続性と効率性を確保するための専門家によるコンサルティングや、サイバーセキュリティをはじめとした最高レベルのコンプライアンスを確保するなど、世界中に存在するオーステッド社の重要なインフラ設備とシステムを継続的にサポートしていきます。
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上