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2021年4月7日
株式会社日立製作所
アクセリード株式会社
次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支える
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)とアクセリード株式会社(代表取締役社長:藤澤 朋行/以下、アクセリード)は、次世代バイオ医薬品の開発最適化をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューション開発に関する包括的連携で合意しました。また、日立は株式会社ウィズ・パートナーズ(代表取締役社長:松村 淳/以下、ウィズ・パートナーズ)が運営し、アクセリードを主たる投資先とした創薬維新投資事業有限責任組合(以下、創薬維新ファンド)に出資しました。
ライフサイエンスの発展に伴い、よりピンポイントで効果のある医薬品として遺伝子、細胞といった新しい創薬モダリティ*1による次世代バイオ医薬品の実用化が進んでいます。今回のCOVID-19に対するワクチンや治療薬の早期開発にもこれらの新しい創薬モダリティが貢献しています。
一方で、次世代バイオ医薬品は低分子医薬品よりも開発・製造費用が高い、またその性質上、製品の安定性、有効性期間が短い、製品寿命が短い、少量多品種の開発・製造が必要になるなど、製薬企業の開発・製造コストやリスクが大きくなる傾向があります。
今回の連携において、両社は次世代バイオ医薬品の早期創出をデジタル技術と創薬プラットフォームで支えるソリューションを開発し、これらの開発や製造に関わる事業者等を支援します。また、次世代バイオ医薬品の研究開発や生産技術に通じた専門人材の育成を共同で進めます。
日立は、自ら製造業として長年培ってきたOTとIT、プロダクトを融合し、デジタルイノベーションを加速するLumadaを活用したソリューションを多くの企業に提供しています。また、再生医療の分野では、iPS細胞大量自動培養装置や細胞培養加工施設、製造管理システム、安全キャビネットなどをお客さまのニーズに合わせて、製薬会社、研究機関に提供しています。
アクセリードは2017年に武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)の創薬プラットフォーム事業を継承し、事業を開始した日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(ADDP社)を中核にした創薬プラットフォーム企業です。アクセリードは創薬維新ファンドからの出資を受け、製薬企業の水平分業を事業機会ととらえ、mRNA*2医薬品製造CDMO*3事業、DDS*4技術開発事業、治療薬開発事業にも進出し、創薬エコシステムを構築しています。
今後、日立とアクセリードは、次世代バイオ医薬品による医療のイノベーションを通じて、人々のQoL(Quality of Life)の向上に寄与することをめざします。
日立は、IT(Information Technology)、OT(Operational Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2019年度の連結売上収益は8兆7,672億円、2020年3月末時点の連結従業員数は約301,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
アクセリードは、2017年に武田薬品の創薬プラットフォーム事業を継承し事業を開始した日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるADDP社を中核とした創薬プラットフォーム事業を展開する企業グループです。アクセリードは、2018年にウィズ・パートナーズと武田薬品が日本の創薬エコシステムの推進を目的とし共同で設立した創薬維新ファンドの旗艦投資先企業であり、日本のみならずグローバルのヘルスケアビジネスに様々な貢献を果たしていきます。
ライフ事業統括本部 企画本部 経営企画部 [担当:竹下]
〒110-0015 東京都台東区東上野二丁目16番1号 上野イーストタワー
[担当:山田]
〒251-0012 神奈川県藤沢市村岡東二丁目26番地の1
以上