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企業情報ニュースリリース

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2021年3月11日
日立ABBパワーグリッド社

(本件は、スイス・チューリッヒにおいて、
3月10日9:00(日本時間17:00)に発表しました。)

日立ABBパワーグリッド・インド社が、インド国鉄向けの
電気機関車用変圧器と線路用変圧器を約25億円で受注

車体と線路への電力供給の両面から鉄道の電化を支援し、インド国鉄の脱炭素化に貢献

  日立ABBパワーグリッド・インド社(ABB Power Products and Systems India Limited)は、インド国鉄傘下の電気機関車メーカーであるChittaranjan Locomotive Works(チッタランジャン・ロコモティブ・ワークス、以下、CLW) から、25kVの電気機関車用変圧器を受注しました。また、同じくインド国鉄傘下の鉄道電化推進機関であるCentral Organization for Rail Electrification(セントラル・オーガナイゼーション・フォー・レール・エレクトリフィケイション、以下、CORE)から、132kVの線路用変圧器を受注しました。受注金額は、合計約25億円*です。
  当社は、CLWとCOREへの変圧器の提供を通じて、車体と線路への電力供給の両面からインドの鉄道電化を支援することで、インド国鉄が目標に掲げる2030年までの脱炭素化に貢献します。

  世界第4位の規模を誇る鉄道網を管理するインド国鉄は、経済性向上と環境負荷軽減のために、鉄道電化率を2023年12月までに100%とし、再生可能エネルギーを活用することで、2030年までに二酸化炭素排出量ネットゼロを実現することをめざしています。また、CLWは電気機関車の製造を通じて、COREは鉄道の電化推進を通じて、インド国鉄の目標実現を支援しています。さらに、鉄道の近代化によって物流コストの削減を支援することで、インド政府の製造業振興政策「Make-in-India」にも貢献しています。

  当社は今回、CLWに対して、インド国鉄の貨物輸送部門の主力電気機関車であるWAG9向けに、牽引や照明、換気、ブレーキ、信号、通信などの重要な列車機能に電力を供給するための25kV変圧器を提供します。また、COREに対しては、送電網からの電力を線路上の架線に供給するための132kV変圧器を提供します。

  日立ABBパワーグリッド・インド社の代表で、日立ABBパワーグリッド社の南アジア担当役員であるVenu Nuguri(ベヌ・ヌグリ)は、「当社は、インドの鉄道の電化において重要な役割を果たし、鉄道の安全性、輸送量、運行速度の改善を支援することをめざしており、その一環となる今回の受注を嬉しく思います。当社とCLW、COREのパートナーシップは、インドの輸入化石燃料への依存度を低下させ、インド国鉄の二酸化炭素排出量と燃料コストの削減に貢献するでしょう。」と述べています。

*
1米ドル=108円にて計算

関連情報

日立ABBパワーグリッド社について

  日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。

  日立ABBパワーグリッド・インド社は、ABB Power Products and Systems India Limitedという法人名で運営されており、インド証券取引所(National Stock Exchange of India Limited、NSE)およびBSE Limited(BSE)に「POWERINDIA」(Scrip code 543187)として上場しています。

以上

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