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2020年10月15日
中国・アジアの事業基盤を強化し、グローバル展開を加速
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、中華人民共和国(以下、中国)・アジアにおける昇降機事業基盤の強化に向けて、100%子会社である台湾日立電梯股份有限公司(以下、台湾日立電梯)を通じて、台湾の昇降機事業会社である永大機電工業股份有限公司(董事長:許作名/以下、永大機電)の発行済株式総数の9.99%に相当する株式(41,080,000株)を相対取引によって取得しました。株式取得価格は1株当たり72.0台湾ドル(約262円*1)で、株式取得価額は約30億台湾ドル(約108億円*1)となります。
日立は、100%子会社を含めて、今回の取引以前に永大機電の発行済株式総数(自己株式を除く)の41.1%に相当する株式(167,933,671株)を保有しており、今回の取引を通じて過半数となる51.1%に相当する株式(209,013,671株)を獲得しました。
永大機電は、1966年に設立された台湾地域最大の昇降機事業会社で、中国大陸においても集合住宅用昇降機を中心に事業展開しており、大手の一角を占めています。日立は、永大機電の設立直後に業務提携し、1968年には出資を行い、50年以上にわたって協業関係を継続してきました。2019年には、永大機電の株式の公開買付けを実施し、発行済株式総数(自己株式を除く)の28.0%に相当する株式(114,409,932株)を取得*2しており、その後も株式の追加取得を進めてきました。
日立は、今後、今回の永大機電との連携強化も含めた施策の推進により、中国・アジアにおける昇降機の製品ラインアップ拡充やコスト競争力強化による新設台数の拡大と、保全台数規模の拡大による収益性の向上を実現し、事業のグローバル展開を加速します。
社名 | 永大機電工業股份有限公司(英語名:Yungtay Engineering Co., Ltd.) |
本社所在地 | 台湾 台北市 |
代表者名 | 董事長:許作名 |
主な事業内容 |
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設立年 | 1966年 |
資本金 (2019年12月末時点) |
410,820万台湾ドル(約150億円*1) |
連結売上高 | 1,371,834万台湾ドル(約499億円*1) (2019年) |
連結営業利益 | 84,975万台湾ドル(約31億円*1) (2019年) |
日立は、IT(Information Technology)、OT(Operational Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2019年度の連結売上収益は8兆7,672億円、2020年3月末時点の連結従業員数は約301,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
以上