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2020年8月26日
日立ABBパワーグリッド社
日立ABBパワーグリッド社(CEO:Claudio Facchin(クラウディオ・ファキン))は、湾岸協力会議*1に加盟する6つの湾岸諸国の合資会社である、湾岸協力会議系統連系局(以下、GCCIA)から、30種、3,000以上の設備を有する8か所の変電所を対象とした3年間の、統合保守管理サービスソリューション契約を受注しました。本受注は、日立ABBパワーグリッド社の統合保守管理サービスソリューション 「RelCare」を用いて、変電所などの設備やシステムのパフォーマンスを最適化するもので、「RelCare」の初受注になります。なお、本契約は、 サウジアラビアのエンジニアリング会社であるNational Contracting Company Limited.(NCC)を介して行われました。
GCCIAは、電力セキュリティと経済的利益を確保するために、各国を相互接続した送電網を所有、運営しており、「RelCare」によって、湾岸6カ国にわたるすべての変電所のメンテナンスをリモートで監視し、オペレーションパフォーマンスを向上させ、ネットワークシステムの信頼性を高めることができます。また、日立ABBパワーグリッド社の技術と専門知識を活用して、1,200km以上にわたり相互接続された、最大出力1,200MWの400kV送電網の運用効率を高めることができます。
日立ABBパワーグリッド社のHead of Serviceを務めるWolf Mueller(ウルフ・ミューラー)は、「『RelCare』は、お客さまの資産管理や、経済性ならびに機器の全体的な信頼性と持続可能性の向上を支援します。当社のグローバルトップのフットプリントと導入実績による透明性と信頼は、成功のためのレシピになります。長期のお客さまとして、我々はGCCIAと協力し、湾岸諸国への信頼性の高い電力供給を支援することを光栄に思います。」と述べています。
GCCIAのAhmed Al Ebrahim(アフメド・アル・エブラヒム)CEOは、「運用の最適化と資産のメンテナンスは湾岸諸国の電力網にとって非常に重要であるため、今回のメンテナンス契約によってグローバルトップレベルの専門知識を活用できることはとても有益です。変電所サービス向けに開発された日立ABBパワーグリッド社の独自の専門知識と技術は、当社の目標達成を可能にします。」と述べています。
レジリエントな相互接続グリッドは、イノベーション、レジリエンス、持続可能性を重視するグリッド相互接続のグローバルハブになるというGCCIAのビジョンにとっても同様に重要であり、地域内外でダイナミックな電力市場を創出しています。
日立ABBパワーグリッド社は、日立とABB社で合わせて約250年の歴史を持つグローバルテクノロジーリーダーであり、90カ国で約36,000人の従業員を擁しています。スイス・チューリッヒに本社を置き、エネルギー、インダストリー、インフラ産業のバリューチェーンに加えて、モビリティ、スマートシティ、蓄電やデータセンターなどの新分野にも事業を展開しています。日立ABBパワーグリッド社は、グローバルトップの導入実績やフットプリントを生かし、お客さまの社会的価値、環境価値、経済価値のバランスを向上させます。また、より強じん、よりスマート、よりクリーンなグリッドを実現するためのパートナーとして、革新的なデジタル技術により"Powering Good for Sustainable Energy"を実現していきます。
以上