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2020年1月16日
株式会社日立製作所
日立電梯(中国)有限公司
「H1 TOWER」の外観
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)の中華人民共和国(以下、中国)における昇降機製造・販売・サービス会社である日立電梯(中国)有限公司(CEO:水本 真治/以下、日立電梯(中国))は、本日、中国・広州市の研究開発・製造拠点内に、世界トップクラスの高さ*1を有するエレベーター試験塔「H1 TOWER(エイチワンタワー)」を完成させました。
「H1 TOWER」は、昇降機製品の研究開発、最先端技術の実証を行う昇降機事業のグローバル基盤となる施設で、地上高273.8m、ならびに、15mの地下部分を含めた建物全体の高さ288.8mは、ともにエレベーター試験塔として世界トップクラスの高さ*1です。塔内には、長さ250m超の昇降路をはじめとする15本、総延長2.2km超の試験用昇降路を備えており、超高速エレベーターや大容量エレベーター、ダブルデッキエレベーター、運行管理システムなど、さまざまな技術・製品の開発、試験を行うことが可能です。日立と日立電梯(中国)は、「H1 TOWER」での研究開発を通じて、技術・製品のイノベーションの実現をめざします。
日立は、2010年4月に、世界の昇降機市場における高速・大容量エレベーターの需要拡大に対応するため、エレベーターの研究施設として高さ世界一(当時)の地上高213.5mの研究塔「G1TOWER」を日本に建設しました。2019年9月には、「G1TOWER」において開発、試験を行い、中国・広州市の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」に納入した分速1,260m*2のエレベーターが、「世界最高速エレベーター*3」としてギネス世界記録™に認定されました。今回新たに完成した「H1 TOWER」は、日立のグローバル昇降機開発戦略において、日本の「G1TOWER」と連携して重要な役割を果たし、中国およびグローバルの多様な市場のニーズに対応します。
日立は、今後も最先端のデジタル技術を、製品・サービスの開発に幅広く活用し、安全・安心・快適な昇降機や、都市空間におけるお客さまのさまざまな課題解決に貢献するサービスをグローバルに提供し、持続可能な社会の実現に貢献します。
日立は、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2018年度の連結売上収益は9兆4,806億円、2019年3月末時点の連結従業員数は約296,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
株式会社日立ビルシステム カスタマーサポートセンター
電話 : 0120-7838-99(フリーダイヤル)
以上