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2019年10月2日
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)が西武鉄道株式会社(取締役社長:若林 久/以下、西武鉄道)向けに製造した鉄道車両001系「Laview」が、このたび、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで62年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されています。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。
また、グッドデザイン・ベスト100は、グッドデザイン賞受賞対象の中でも、成熟分野での高度なものづくりや成長分野におけるデザインの可能性などの観点において、明日を切り拓く力をもつ、未来を示唆するデザインとして、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。
今回、日立が受賞した製品の概要は以下の通りです。
「いままでに見たことがない新しい車両」をめざし西武鉄道の次世代のフラッグシップトレインとして製作された新型特急車両です。国内初となる曲線半径1500mmの球面形状前面ガラス、客室窓には縦1350mm×横1580mmの大型窓を設置したことにより、いままでとは違った西武線沿線の四季折々の風景をお楽しみいただける特急車両となっています。
アヴァンギャルドな球形の先頭車両、風景がファジーに映りこみ存在感を和らげる車体塗装色、驚くほど大きな客室窓、窓からはリビングルームを彷彿させる心地よい暖色イエローのシートが良く見える、乗車前から乗客の心を昂ぶらせる仕掛けが満載だ。広大な窓から見える車窓風景は恰も外界と室内空間がシームレスで繋がっているかの錯覚を起こさせ、普段見慣れた景色を新しいものへと変えるだろう。「100年の風景をつくる」という高い志のもと、デザインの力で革新的創造にチャレンジした姿勢とその実現力は賞賛に値する。
日立は、OT(Operational Technology)、IT(Information Technology)およびプロダクトを組み合わせた社会イノベーション事業に注力しています。2018年度の連結売上収益は9兆4,806億円、2019年3月末時点の連結従業員数は約296,000人でした。日立は、モビリティ、ライフ、インダストリー、エネルギー、ITの5分野でLumadaを活用したデジタルソリューションを提供することにより、お客さまの社会価値、環境価値、経済価値の3つの価値向上に貢献します。
以上