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2019年6月5日
(本リリースの内容は、イタリアにおいて6月4日(火)に発表したものです。
日本では6月5日(水)に配信しました。)
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レール(イタリア)社(CEO:Maurizio Manfellotto)は、このたび、ボンバルディア・トランスポーテーション社(以下、ボンバルディア社)と共同で、イタリア共和国(以下、イタリア)の鉄道運営会社であるTrenitalia (以下、トレニタリア社)と、イタリアの高速車両Frecciarossa (フレッチャロッサ) 1000 14編成の供給と保守に関する契約を総額5.75億ユーロ(約698億円。内、日立契約分3.42億ユーロ(約415億円)、ボンバルディア社契約分2.33億ユーロ(約283億円))で締結しました。
これらの車両は、日立レール(イタリア)社とボンバルディア社のイタリアの工場で製造されます。1編成の全長は約200メートル、乗車定員は約460人で、時速360キロでの営業運転を可能とし、最先端の空力および省エネ技術により運転効率を最大化します。さらに、Wi-Fi設備や会議室、ビュッフェを完備しています。車両はイタリアで設計、製造され、欧州相互乗り入れ技術要求(Technical Specification for Interoperability)要件を満たし、複数の電圧が存在する高速鉄道網で運行することができます。
私たちはトレニタリア社との緊密な連携を通じて、イタリアの高速鉄道網の性能とカスタマーエクスペリエンスを劇的に向上させた車両を納入しました。これら14編成の新しい車両の受注とそれに関連するメンテナンスサービスは、私たちの成功の証です。
イタリアの高速車両を増やすことは、私たちが誇れる成果です。新しく革新的な車両を開発することは困難ですが、この14編成の新しいフレッチャロッサ1000の受注は、私たちが競争力のある車両を提供していることの証です。私たちはさらに、イタリア向けの近代的な近郊型車両や、画期的な路面電車の開発にも取り組んでいます。
フルソリューションプロバイダーとして、ボンバルディア社は、イタリアの鉄道市場において、我々のパートナーシップアプローチにより強化された卓越性を継続して発揮できることを楽しみにしています。イタリアのモビリティ分野において、顧客の長期的なモビリティ計画の実現に貢献します。
V300 ZEFIRO車両のプラットフォームをベースとした高速車両14編成およびメンテナンスサービスの受注は、トレニタリア社が再び私たちと日立のパートナーシップに信頼を寄せてくれたことの証です。フレッチャロッサ1000は、イタリアの乗客から高い評価を得ており、この受注は高速車両市場における継続したリーダーシップを際立たせます。
以上