ページの本文へ

Hitachi

企業情報ニュースリリース

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

2018年9月27日
日立キャピタル株式会社
株式会社日立製作所

日立の人工知能「Hitachi AI Technology/H」を活用し、
日立キャピタルの小口融資審査効率向上を実現

自動審査可能件数を約9割まで向上できる効果を確認

  日立キャピタル株式会社(執行役社長兼 CEO:川部 誠治/以下、日立キャピタル)と株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、日立キャピタルの子会社でベンダーソリューション事業*1を手がける日立キャピタルNBL株式会社(取締役社長:中村 隆/以下、日立キャピタルNBL)の中小企業向け小口融資審査業務の効率向上に向け、日立の人工知能Hitachi AI Technology/H(以下、AT/H)を用いた実証実験を実施し、自動審査可能な件数を約9割まで向上できる効果を確認しました。

*1
提携関係にあるベンダー(販売店)の販売促進などのニーズに対し、リースやクレジットなど幅広いソリューションを提供するもの。

  日立キャピタルグループでは、ベンダーソリューション事業の競争力強化のため、同事業の日立キャピタルNBLへの集約を図るとともに、積極的なIT投資によるフロント機能の強化や業務の簡素化および標準化などの施策と、これらを通じた働き方改革を推進しています。
  この一環として、今回、審査回答の迅速化などベンダーへのサービス品質の向上や業務効率化をめざし、AT/Hによる小口融資審査の自動化率向上に向けた実証実験を行いました。
  日立のAT/Hは、ビジネスに関連するあらゆるデータを網羅的に分析し、売上やコスト、業務の達成度など組織が求めるKPI*2との相関性が強い要素と、KPIを改善する施策の仮説を効率的に導き出す人工知能であり、大量かつ複雑なデータ分析を得意としています。

*2
KPI:Key Performance Indicator。組織の重要な経営指標。

  今回、2018年5月から8月までの実証実験では、過去数年分の審査情報や関連する信用情報などのデータと回収結果との相関関係をAT/Hにより分析することで、融資可能と判断できる条件の組み合わせを導き出し、与信の自動判断が可能な範囲を拡大するための独自のスコアリングモデル式を構築しました。このスコアリングモデル式により融資可否のしきい値を算出することで、自動審査可能な案件数を大幅に増やすことができます。これらを通じて、これまで審査の自動化が難しく人手により個別判断をしていた案件の自動化を実現し、全体案件数のうち自動審査可能な割合をこれまでの約7割から約9割まで向上できることを確認しました。

  日立キャピタルグループは、今後も、AIなど先進のITを積極的に活用し、お客さまに対する高品質なサービスの提供や、業務効率化による従業員の働き方改革を推進していきます。
  また日立は、今後もAT/Hをはじめとする先進的な技術を活用した取り組みを継続するとともに、今回の取り組みを、デジタルイノベーションを加速する日立のLumadaのユースケースとして広げ、新たな価値創出や業務改革を支援していきます。

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立製作所

サービス&プラットフォームビジネスユニット
サービスプラットフォーム事業本部 デジタルソリューション推進本部

日立キャピタル株式会社

経営企画部 ブランドコミュニケーショングループ [担当:関、宮崎]
〒105-0003 東京都港区西新橋一丁目3番1号
TEL : 03-3503-2118 (直通)

以上

Adobe Readerのダウンロード
PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated (アドビシステムズ社)のAdobe® Reader®が必要です。