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企業情報ニュースリリース

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2017年9月19日
株式会社日立産機システム

IoT対応産業用コントローラ「HXシリーズ」のハイブリッドモデル
「HXハイブリッド」を販売開始

[画像]「HXシリーズ」のハイブリッドモデル「HXハイブリッド」
「HXシリーズ」のハイブリッドモデル「HXハイブリッド」

   株式会社日立産機システム(取締役社長:荒谷 豊/以下、日立産機)は、IoT対応産業用コントローラのミドルレンジ機である「HXシリーズ」のラインアップに、エッジコンピューティングに対応した「HXシリーズ」のハイブリッドモデル(以下「HXハイブリッド」)を新たに加え、2017年10月より販売開始します。

  あらゆるモノがインターネットにつながるIoTが普及する中、製造現場においては、IoTによって得られる情報の分析・解析結果をリアルタイムにシステム制御に活用することで、生産性を向上させることへのニーズが高まっています。日立産機では、製造情報をリアルタイムに分析するエッジコンピューティングを構築するため、制御プログラムと情報処理プログラム(C言語)を同時に使用可能とする「HXハイブリッド」を開発しました。

  「HXハイブリッド」は、製造現場に設置された設備機器の故障予知や予防保全管理を情報処理プログラムで作成し、クラウドを介さずに実行できます。また、リアルタイムに設備機器の状態を把握し、設備機器から得られたデータを整理・加工し、各種クラウドサービスや分析基盤に適用可能なフォーマットに補正することで通信の負荷を軽減できます。
  また、「HXハイブリッド」は、情報処理プログラムの開発や変更、デバッギング*1などを行う場合には、制御プログラムに影響を与えず行うことができ、稼働中の設備に情報処理プログラムを実装し、動作確認を行う場合も容易なシステム改修が可能です。さらに、Eclipse CDT*2をベースとした情報処理プログラム統合開発環境に対応しており、情報システム技術者にとっても取扱いが容易な構造となっています。

  本製品は、日立が2017年11月1日(水)〜2日(木)に、東京国際フォーラムで開催する 「Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO」において、ご覧いただけます。

[画像]Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO

主な特長

1. エッジコンピューティングに対応

制御プログラムに加え、情報処理プログラムの組込みが可能です。情報処理プログラムで制御プログラムとデータを共有することで、現場データの加工が容易となり、オンプレミス*3での見える化や、各種分析基盤への展開、製造現場のエッジコンピューティングが可能となります。

2. 制御動作に影響を与えずに情報処理プログラムの実装と動作が可能

情報処理プログラムが制御ロジックに影響を与えず並列動作します。共有データメモリを搭載しており、制御データのリアルタイムでの利活用が可能です。さらに、制御プログラムが動作中の場合でも、組込みや入替え作業が可能です。

3. 使いやすい情報処理プログラム統合開発環境

広く普及しているオープンソースソフトウェアである Eclipse CDTをベースとした情報処理プログラム統合開発環境に対応しており、情報システム技術者にとっても取扱いが容易な構造となっています。

4. 安価なシステム構築を実現

制御プログラム実行と並列に情報処理プログラムや上位システムへの通信を1台のコントローラで対応でき、安価なシステム構築が可能です。

*1
デバッギング:ソフトウェアのプログラムの誤りを修正すること。
*2
Eclipse CDT:Eclipseプラットフォームに基づいた、CおよびC ++統合開発環境。
*3
オンプレミス:企業などが情報システムの設備を自社で保有し、自社の設備において運用すること。

「HXシリーズ」ハイブリッドモデル「HXハイブリッド」仕様

項目 仕様
CPU 32ビットRISCプロセッサ
通信インタフェース Ethernet 3ポート、独自ハードニング、
認証・暗号化(LAN3) シリアル1ポート(RS-485)、
USBデバイス1ポート
(Mini-Bタイプ、USB 2.0 High speed)
USBホスト 1ポート(Type Aコネクタ、USB 2.0 High speed)
SDカードスロット 1スロット(SD / SDHC)
規格対応 UL/cUL、CE、RCM
制御プログラム プログラミング言語 IEC61131-3規格5言語(LD、FBD、SFC、IL、ST)+CFC
処理方式 ストアードプログラムサイクリック方式
メモリ 制御ユーザプログラムメモリ16MB
制御データメモリ16MB(停電保持2MB)
情報処理
プログラム
プログラミング言語 C言語(C/C++)
統合開発環境 ハイブリッドモデル エンジニアリングツール
HX-Studio
(Eclipse CDTベース、製品DVDはHX-CODESYS同梱)
組込み HX-Studioまたは本体Webサーバ機能
プログラム保存数 CPUモジュール内 最大4個
プログラム保存用ROM CPUモジュール内 C言語プログラム 最大32MB
制御プログラムとの
データ共有
最大 読出し 5,000点および書込み 5,000点
共有する変数はHX-CODESYSにて指定、
停電バックアップ可
アクセスポート Ethernet(LAN3)、SDカード、
シリアルポート、USBホストポート

出展展示会

Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO
日時:11月1日(水)から11月2日(木)、場所:東京国際フォーラム
SPS IPC Drives 2017
日時:11月28日(火)から11月30日(木)、場所:ドイツ ニュルンベルク
システムコントロールフェア 2017
日時:11月29日(水)から12月1日(金)、場所:東京ビッグサイト
SEMICON Japan 2017
日時:12月13日(水)から12月15日(金)、場所:東京ビッグサイト

関連情報

お問い合わせ先

株式会社日立産機システム 事業統括本部 ドライブシステム事業部 企画部 [担当:藤田]
〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3番地 AKSビル
電話 : 03-4345-6072

以上

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