ニュースリリース

日立がいわき市で「福島復興祈念 ホセ･カレーラス チャリティーコンサート」を開催

「三大テノール」のひとりとして世界的に有名なテノール歌手ホセ・カレーラスさんの東北地方初公演

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭／以下、日立製作所)、株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:北野 昌宏／以下、日立システムズ)、株式会社日立システムズパワーサービス(代表取締役 取締役社長:森田 隆士／以下、日立システムズパワーサービス)の3社は、音楽を通じた東日本大震災からの「心の復興」への取り組みと文化面での活動支援を目的として、2017年11月26日(日)いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール(福島県いわき市)において、「福島復興祈念 ホセ・カレーラス チャリティーコンサート」を開催します。本コンサートは、世界的に有名なテノール歌手ホセ･カレーラスさんの東北地方初公演となります。

  東日本大震災から6年が経過し、避難生活の長期化や災害公営住宅への移転など、被災者を取り巻く生活環境が変化する中で、被災者が安定的な日常生活を営むことができるように心身のケアや 生きがいづくりによる「心の復興」への取り組みが社会課題となっています。日立製作所、日立システムズ、日立システムズパワーサービスの3社は、「心の復興」を目的とした活動を支援するため、2015年10月、2016年8月に、それぞれ福島県いわき市において、世界的に有名な歌手によるチャリティーコンサートを開催し、音楽による心の復興活動を行ってきました。

  3回目の開催となる今年は、世界的に有名なテノール歌手であり、これまで東北地方での公演経験のないホセ・カレーラスさんを招聘し、チャリティーコンサートを開催します。カレーラスさんは、1970年のデビュー以来、ヴェルディやプッチーニなどオペラの名演によって全世界から称賛を浴び、 1990年のプラシド・ドミンゴさん、故ルチアーノ・パヴァロッティさんとの共演によって「三大テノール」のひとりとして広く名声を得るに至りました。オペラのレパートリーは60作品以上、リサイタルのレパートリーはバロックから現代音楽まで600曲以上の幅広いジャンルを誇っています。カレーラスさん自身が白血病を患い、のちに見事な復活を遂げた経験から、白血病の研究や骨髄提供者の登録支援などの慈善事業のため「ホセ・カレーラス国際白血病財団」の設立やチャリティー公演など、世界中で活動されています。

  今回のコンサートでは、文化面での復興と地域の皆様との交流の一助となるべく、福島県合唱連盟いわき支部のご協力を得て、ホセ･カレーラスさんと中学生・高校生との合唱も行う予定です。また、 地域の皆様にひとりでも多くコンサートにお越しいただくことを目的として、会場であるいわき芸術文化交流館アリオス(アリオスチケットセンター)のみで購入可能な「いわき席」(C席)を設けます。
  なお、チケット販売の収益の一部をいわき市の文化復興のために寄付する予定です。

ホセ・カレーラスさんからのメッセージ

  震災後の日本の皆さんの振る舞いや意思の強さは称賛されるべきもので、私だけでなく、世界中が驚いたと思います。そんな皆さんのために何かできればと思っていたので、公演が実現してとても嬉しく思っています。起こったことを自分の目で見て、被災地の皆さんと実際にお話しできたらと思っています。私の歌によって、少しでも心が安らぐ時間を過ごしていただけたらと思っています。

チャリティーコンサートの概要

プレイガイド

ホセ・カレーラスさんについて

  スペインのバルセロナに生まれ、1958年に子役としてリセウ大劇場でデビュー。プロとしては、1970年にリセウ大劇場で『ナブッコ』と『ルクレツィア・ボルジア』に出演。異例の若さで世界有数の劇場や音楽祭にデビューを果たしました。オペラのレパートリーは60作品以上に及び、特に『アンドレア・シェニエ』、『ラ・ボエーム』、『トスカ』、『ウェルテル』、『ドン・カルロ』、『カルメン』、『運命の力』、『道化師』、『愛の媚薬』、『仮面舞踏会』等には何度となく出演しています。オペラと共にリサイタル活動にも意欲的で、リサイタルのレパートリーはバロックから現代音楽まで600曲以上の幅広いジャンルを誇ります。レコーディングは150回以上に及び、世界中のゴールドおよびプラチナ・ディスクを数多く受賞、1992年にはバルセロナ・オリンピックの音楽監督を務めています。プラシド・ドミンゴ、故ルチアーノ・パヴァロッティと共演した「三大テノール」のイベントでは全世界の20億人以上の観衆を魅了しました。また、1988年以来、カレーラスは音楽家としての活動と共に「ホセ・カレーラス国際白血病財団」の活動にも情熱を捧げています。

以上