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企業情報ニュースリリース

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2016年5月26日

日立がスパークスから50MWメガソーラー発電システムを受注

   株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、スパークス・グループ株式会社(代表取締役社長: 阿部 修平/以下、スパークス)からSGET宇佐メガソーラー発電所(大分県宇佐市)向けに、発電出力50MWのメガソーラー発電システムの設計・調達・建設(EPC*1)を一括受注しました。本発電所は本日着工し、2018年10月に運転開始を予定しています。

  日本では、2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、FIT)開始以降、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入が拡大しています。FIT開始以降、約4,000万kWのメガソーラーが経済産業省より設備認定されており、そのうち稼動しているのは約819万kWとなっています*2

  SGET宇佐メガソーラー発電所は、スパークスが特別目的会社として設立したSGETみやこメガソーラー合同会社が発電事業者となって、大分県宇佐市に建設するものです。日立がスパークスから受注したメガソーラー発電システムとしては5カ所目となります。今回の受注は、これまでの日立の信頼性の高いメガソーラー発電システム全体を一括で取り纏められるプロジェクト遂行力が評価されたものです。日立が設計から調達、製造、据付、調整までを担当し、運転開始は2018年10月を予定しています。発電所の敷地面積は約135ha(ヘクタール)、発電出力は50MW、年間予想発電電力量は一般家庭約1万5000世帯分に相当する約5万5000MWhとなります。
  本システムには、日立の高効率パワーコンディショナー(容量660kW、直流入力最大電圧1,000V、最大効率98.8%)を採用し、晴れの日から曇りの日まで幅広い負荷状況でも発電効率を大幅に向上させ、安定した発電が期待できます。

  日立は、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器であるパワーコンディショナーや変圧器、遮断器などのさまざまな機器から、発電設備の運転を監視するシステムや発電量などを計測するシステムまで幅広く手掛けています。また、半導体デバイス理論に基づいて算出する故障診断モデルの理論出力と実際のストリング出力*3を比較して故障を検知する、日立が独自開発した精度の高い故障診断システムと日立グループのサービスネットワークを活用したO&M*4サービスも提供しています。日立はこれまで約650MWの太陽光発電システムを受注しており、すでに稼動済みのものは累計約260MWとなります。

  日立は、今後もこれまでに蓄積したノウハウから、国内最高水準の効率で信頼性の高いメガソーラー発電システム全体を一括で取り纏めるプロジェクト体制と長期稼動を支援するメンテナンス体制を強みに積極的に事業を展開し、低炭素社会の実現に貢献していきます。

*1
EPC : Engineering, Procurement and Construction
*2
出典: 資源エネルギー庁 固定価格買取制度情報公表用ウェブサイト「平成28年1月末時点の状況(平成28年5月13日更新)」
*3
ストリング出力 : PVモジュールを複数枚並べて直列に接続したものからの出力。今回の発電システムでは、複数のストリング出力を纏めてパワーコンディショナー単位で理論出力と比較する方式を採用。
*4
O&M : Operation & Maintenance

SGET宇佐メガソーラー発電所概要

事業体SGETみやこメガソーラー合同会社
所在地大分県宇佐市
発電容量50MW
運転開始2018年10月(予定)

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 電力ビジネスユニット 電力エネルギー営業本部 新エネルギー営業第一部[担当:三宮、新宮]
〒101-8608 東京都千代田区外神田一丁目18番13号
TEL 03-4564-5410 (直通)

以上

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