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企業情報ニュースリリース

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2016年5月20日
ホライズン・ニュークリア・パワー社

ホライズン社の英国原子力発電所新規建設プロジェクトのサプライヤーに
日立、ベクテル、日揮で構成するコンソーシアム「メンター・ニューウィッド」が決定

  日立製作所(執行役社長兼CEO:東原敏昭/以下、日立)の子会社で、英国における原子力発電事業開発会社であるHorizon Nuclear Power Limited(CEO:ダンカン・ホーソーン/以下、ホライズン社)は、2020年代前半の運転開始をめざして、英国アングルシー島のウィルヴァ・ニューウィッドで開発を進めている原子力発電所の新規建設プロジェクトに関して、EPC*1契約締結までのエンジニアリング業務を遂行するサプライヤーに、日立の英国における原子力事業子会社であるHitachi Nuclear Energy Europe, Ltd.(以下、HNE)、Bechtel Management Company, Ltd.(以下、ベクテル)、JGC (UK) Ltd.(以下、日揮)で構成する国際的なコンソーシアム「Menter Newydd(以下、メンター・ニューウィッド)」を指名しました。

  ウェールズ語で「新しいベンチャー」を意味するメンター・ニューウィッドは、改良型沸騰水型原子炉(以下、ABWR*2)プラントへの参画など約50年にわたり20基以上の沸騰水型原子炉(BWR*2)プラントに携わってきた日立の子会社であるHNEと、多数の原子力発電所での建設経験などさまざまなインフラ施設の建設を請け負う世界最大級の建設会社であるベクテル、高い専門知識とグローバル市場で培ってきた豊富なEPC経験を持つ日揮の3社で構成され、ホライズン社の監督の下、ウィルヴァ・ニューウィッドでの原子力発電所の建設を担います。

  ホライズン社 CEO ダンカン・ホーソーンは、「今回の決定によって、ウィルヴァ・ニューウィッドでの原子力発電所新規建設プロジェクトは大きく前進し、新たな段階に入りました。HNE、ベクテル、日揮で構成されるコンソーシアム メンター・ニューウィッドが持つ、深く、幅広い専門知識は、本プロジェクトを着実に遂行するための、大きな力となるでしょう。また本プロジェクトは、英国におけるエネルギーギャップを埋めるとともに、今後数十年にわたって北ウェールズの地域経済を押し上げるために不可欠なものとなるでしょう。私は、このコンソーシアムと一緒にプロジェクトを遂行していくことを楽しみにしています。」と述べています。

  なお、先行エンジニアリング(FEED*3)契約のもと、3年間にわたって本プロジェクトを支援してきた 日立GEニュークリア・エナジーは、HNEとの請負契約を締結し、 ABWR技術を提供します。サイトの開発も順調に進んでおり、また、UK ABWRの炉型認証評価も計画通り2017年末に完了する予定です。

*1
EPC: Engineering, Procurement and Construction
*2
ABWR: Advanced Boiling Water Reactor / BWR: Boiling Water Reactor
*3
FEED: Front End Engineering and Design

ホライズン・ニュークリア・パワー社について

ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。その建設段階では約8,000人から10,000人、また発電所の運転開始以降は、サイト毎に、850人程度の雇用を創出することが見込まれています。

以上

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