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2016年4月15日
日立キャピタル株式会社
株式会社日立製作所
日立キャピタル株式会社(執行役社長:川部 誠治/以下、日立キャピタル)は、このたび、岡山県新見市に発電出力が約36.4MWのメガソーラー発電システムの建設を決定し、本日着工しました。本発電システムは、株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)が設計・調達・建設(EPC*1)および保守を担当し、日立キャピタルが発電所の運営を行います。
日本では、2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度開始以降、風力や太陽光などの再生可能エネルギーの導入が拡大しています。また、多数の発電事業者の参入により、売電契約・系統協議・ファイナンス組成なども含めたソリューションの提案が求められてきています。
今回、建設するメガソーラー発電システムは、日立キャピタルが発電事業者として、岡山県新見市に建設するものです。日立が設計から調達、製造、据付、試験までを担当し、運転開始は2019年を予定しています。発電所の敷地面積は約109ha(ヘクタール)、発電出力は36.4MW、年間予想発電量は一般家庭の約1万世帯分に相当する約3万8000MWhとなります。発電した電力は、固定価格買取制度により、全量を中国電力株式会社に売電します。
本システムには、晴れの日から曇りの日まで幅広い日射状況で高い発電効率を実現する日立の高効率パワーコンディショナー(容量660kW、直流入力最大電圧1000V、最大効率98.8%)42台を使用し、発電量の増加を図ります。また、半導体デバイス理論に基づいて算出する故障診断モデルの理論出力と実際のストリング出力*2を比較して故障を検知する、日立が独自開発した精度の高い故障診断システムも導入し、設備稼働率を高い水準で維持していきます。
日立キャピタルは、風力や太陽光などの再生可能エネルギー事業や、エネルギーコスト削減支援ソリューションなどの環境・再生可能エネルギーを注力分野と位置付け、日立グループをはじめとしたパートナーとの連携を強化しています。太陽光発電分野では、茨城県行方市の「日立北浦複合団地太陽光発電所」(発電出力12MW)や千葉県東金市の「日立東金第一・第二太陽光発電所」(発電出力5MW)などに、日立キャピタルの金融ソリューションに日立グループの高性能で信頼性の高い発電システムを組み合わせたエネルギーソリューションを提供しています。
日立は、メガソーラー発電システムを構成する重要な機器であるパワーコンディショナーや変圧器、遮断器などのさまざまな機器から、発電設備の運転を監視するシステムや発電量などを計測するシステムまで、幅広く手掛けています。これまでも、東京電力株式会社向け13MWメガソーラー設備や大分ソーラーパワー株式会社向け82MWメガソーラー設備を納入するなど、多くの実績があります。これまでに蓄積したノウハウを生かし、国内最高水準の効率で、信頼性の高いメガソーラー発電システム全体を一括で取り纏めることを強みに事業を展開しています。
日立キャピタルと日立は、今後も導入拡大が見込まれる再生可能エネルギー分野において、ファイナンスやEPCなどの幅広いエネルギーソリューションの提供を通じて、低炭素社会の実現に貢献していきます。
事業者 | 日立キャピタル株式会社 |
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所在地 | 岡山県新見市 |
発電容量 | 36.4MW |
運転開始 | 2019年 |
環境・エネルギー事業本部 [担当:本多、畠中]
〒105-0003 東京都港区西新橋一丁目3番1号
TEL 03-3503-7280(直通)
中国支社 岡山支店 社会・産業システムグループ [担当:笠原、木藤]
〒700-0907 岡山県岡山市北区下石井一丁目1番3号
TEL 086-224-5271(直通)
以上