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2016年3月4日
ホライズン・ニュークリア・パワー社
株式会社日立製作所
日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)の子会社で、英国における原子力発電事業開発会社であるHorizon Nuclear Power Limited(以下、ホライズン社)は、世界最大級の原子力発電所ブルース発電所を擁するカナダ・オンタリオ州最大の独立発電事業者であるBruce Power L.P. (本社:カナダ・オンタリオ州ティバートン/以下、ブルース・パワー社)の社長兼CEOであり、2013年5月よりホライズン社の社外取締役を務めているダンカン・ホーソーン氏を、2016年5月1日付でChief Executive Officer (以下、CEO)に迎えることを決定しました。ホライズン社は今後、ホーソーン氏のリーダーシップの下、英国の500万世帯へ安全に電力を供給する低炭素電源であるウィルヴァ・ニューウィッドにおける原子力発電所新設プロジェクトをさらに加速させます。
ホーソーン氏は、カナダ唯一の民間原子力発電会社であるブルース・パワー社の社長兼CEOを2001年4月から現在まで、約15年間にわたり務めています。英国ブリティッシュ・エナジー社の北米担当役員やアメジェン・エナジー社の社長をはじめ、35年以上にわたり電力事業に携わってきました。また、世界の原子力発電事業者が原子力の安全性や信頼性向上をめざし、運転経験の情報交換などを行うことを目的に設立された世界原子力発電事業者協会(World Association of Nuclear Operators)アトランタセンター議長を務めるなど、世界の原子力産業分野におけるキーパーソンとして活躍してきました。さらに、カナダの電力産業界へ貢献が認められ、同政府のエネルギー委員会から表彰も受けています。
「英国での原子力発電所新設プロジェクトは、新たに重要なフェーズに差し掛かっています。ホーソーン氏が原子力発電事業分野における高い功績と豊富な経験により、プロジェクトを成功に導いてくれることを確信しています。安全で信頼性の高い電源により低炭素社会を実現するという英国の目標達成に向けて、日立は、運転実績がある最先端の改良型沸騰水型原子炉(Advanced Boiling Water Reactor)技術で貢献するという重要な役割を担っています。ホライズン社にホーソーン氏を迎え、プロジェクトの成功をより確固としたものにします。」
「ホライズン社のCEOに就任し、英国の重要な原子力プロジェクトに貢献できることを大変嬉しく思っています。培ってきたプラントオペレーターとしての経験やリーダーシップを生かすとともに、COOのアラン・レイマントとホライズン社の社員がこれまで推進してきたように、プロジェクトの成功に向けてチーム一丸となって取り組むことを楽しみにしています。」
生年月日 | 1955年5月28日 |
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出身地 | スコットランド |
学歴 | ストラスクライド大学(スコットランド) 優等制御工学学士、経営学修士 |
職歴 | 1996-2000:ブリティッシュ・エナジー社北米担当役員 1996-2000:アメジェン・エナジー社社長、ブリティッシュ・エナジー北米社COO 2001-2016:ブルース・パワー社社長兼CEO 2013- :ホライズン社社外取締役 |
その他 | カナダ原子力協会(CNA)会長、世界原子力発電事業者協会(WANO)アトランタセンター議長 |
ホライズン社は、英国内における新たな原子力発電所の建設を目的として2009年に設立され、2012年11月に日立製作所により買収されました。5,400MW級以上の原子力発電所をアングルシー島のウィルヴァとサウスグロスターシャー州オールドベリー・オン・セヴァーンに新設予定です。その建設段階では約8,000人から10,000人、また発電所の運転開始以降は、サイト毎に、850人程度の雇用を創出することが見込まれています。
ホライズン社の詳細については、ウェブサイト(www.horizonnuclearpower.com)をご覧ください。
以上