ニトリJD.LEAGUE 2025 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2025 第11節(交流戦)
交流戦連勝!通算成績13勝8敗1分で東地区4位は変わらず
9月14日〜15日にかけて、静岡県掛川市/いこいの広場野球場で第11節が行われた。9月13日に予定していた初戦の豊田自動織機戦は雨天順延となり、翌9月14日に行われた日本精工戦は、2回に二者連続となる笠原の2ラン、杉本のソロで幸先良く3点を先制すると、3回には保谷のソロ、4回には藤森のタイムリーツーベースと保谷の2打席連続弾で更に追加点を挙げ、投げては先発坂本が5回を3安打7奪三振無失点の好投を魅せると、6回からリリーフした田内は2点を失うも2安打3三振に抑え7-2で勝利。2日目の豊田自動織機戦は、前日に2ホーマーを放った保谷が2日連続となる2ランで先制すると、先発長谷川は苦しみながらも3回をノーヒットに抑え、リリーフしたゴーボーンが1点を失うも最後は坂本がしっかり締めて2-1で勝利。この結果、交流戦連勝で通算成績13勝8敗1分、東地区4位は変わらずもしっかりプレーオフ出場圏内はキープしている。
続く第12節は、10月11日〜13日、地元開催となる神奈川県横浜市/サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
笠原、先制2ラン!杉本、二者連続ソロ!保谷は2打席連続弾!坂本-田内のリレーで快勝!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本精工 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
日立 | 0 | 3 | 1 | 3 | 0 | 0 | x | 7 |
初日が雨天順延となり、第11節交流戦の初戦となった西地区8位の日本精工戦は、これ以上負けが許されない中でエース坂本が先発のマウンドへ。その坂本は、初回に一死から連続ヒットを許し一死一、二塁のピンチが訪れるが、その後は相手4番、5番を三振と内野ゴロに打ち取るまずまずの立ち上がり。2回表はきっちり三者凡退に切って取り、得点を与えぬピッチングを披露する。
このところ元気のなかった日立打線は、初回裏の攻撃で先頭の藤森が四球で出塁すると、続く保谷が相手好捕で併殺に打ち取られ、先発マスクのムリポラも三振に抑え込まれる。しかし2回裏、先頭の山内が痛烈なセンター前ヒットで出塁すると、ここでようやく副主将の笠原が日立ファン待望の2ランホームランを放ち先制に成功。すると続く杉本の打球も、二者連続となるセンターオーバーのソロホームランに!
3回裏には一死から保谷にもセンターオーバーのソロホームランが飛び出し追加点を挙げると、更に二死から山内、笠原が連続四死球で二死一、二塁の追加点のチャンスに、前の打席でソロホームランを放った杉本が打席に入ると観客の期待が高まるが、ここは内野フライに打ち取られる。しかし日立打線の勢いは止まらず、4回裏には一死から北原が技有りの内野安打で出塁し、すかさず盗塁を決めると、二死二塁から藤森が右中間に放った強烈なタイムリーツーベースで北原が生還。ここで相手投手が交代するが、その代わり端に前の打席でホームランを放った保谷がまたしても超弾丸ライナーでライトフェンスを越える見事な2ランホームランを放ち、試合中盤で7点のリードを奪う展開に。
心強い打撃の援護を得た先発坂本は、3回以降もヒットや四死球でランナーを出しながらも得点を与えないピッチングを展開し、6回表からは田内がリリーフに。その田内は、一死から四球でランナーを出すと相手代打にレフトオーバーの2ランを浴びてしまうが、その後はしっかり立ち直り、後続を退け7-2と5点リードのまま終盤戦に突入。
更に追加点を奪いたい日立打線だったが、5回裏はクリンナップが三者凡退に打ち取られ、6回裏には後期日程初打席となるルーキー渡部が一死からレフト前ヒットで出塁し、北原がリエントリで塁上に戻るも盗塁失敗で二死となり、唐牛も見逃し三振に倒れる。しかし5点のリードで落ち着いた投球を続けた田内が、最終回をぴしゃりと三者凡退に抑え試合終了。坂本は7勝目を挙げ、チームは通算成績を12勝8敗1分とした。
笠原、久々に快音響かせ先制の2ランを放つ!
杉本、笠原に続き2者連続となるソロホームラン!
保谷、超弾丸ライナーで2打席連続弾!
藤森、右中間への強烈なタイムリーツーベース!
坂本、5回を3安打7奪三振無失点で7勝目!
保谷、2日連続弾の先制2ラン!長谷川ーゴーボーンー坂本のリレーで今節連勝!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
豊田自動織機 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
日立 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | x | 2 |
第11節、雨天順延となった西地区2位の豊田自動織機との一戦。10節終了時点で西地区打率1位、2位を筆頭に3割バッターが多く在籍する古豪に対し、日立の先発長谷川は初回に四死球で二死一、二塁のピンチを招くも、後続はきっちり空振り三振に切って取る。2回表も制球に苦しみ四球を1つ与えてしまうが、ここはしっかり相手打線を打ち取り先制点は与えない。
対する日立打線は、相手外国人エースを前に初回裏は二死から杉本がレフト前ヒットで出塁するも、続く山内の打球は惜しくもファーストライナーに打ち取られる。2回裏も、二死から杉浦がプッシュバントで狙いすませてセンター前ヒットを放つも、後続倒れ先制とはならず。
序盤は制球に苦しんだ長谷川だが、3回表にようやくリズムを取り戻したかきっちり三者凡退に抑えると、長谷川の好投の流れに乗って日立打線が3回裏に見事な集中打を魅せる。まず一死から藤森が痛烈なセンター前ヒットで出塁すると、前日に2ラン含む2本塁打でMWPとなった保谷が放った打球が、2日連続となるライトオーバーの2ランホームランに!続く杉本も、この日2本目のヒットとなる左中間へのツーベースを放ち、山内が死球を選んだところで相手外国人エースが降板。相手2番手投手から笠原もしっかり粘って四球を選び、一死満塁で打席に入ったのは残り4打点でリーグ通算150打点となる森山。一振りでメモリアル達成となるこの場面に観客の期待が高まるが、ここは空振り三振に倒れる。なおも続く二死満塁のチャンスにベンチは代打にムリポラを送り込むが打ち取られてしまい、満塁のチャンスは生かせずも、保谷の2日連続弾で先制に成功する。
4回表からは長谷川に代わりゴーボーンがマウンドに。そのゴーボーンは代わり端に先頭の相手4番打者に左中間へのツーベースヒットを許すが、次打者を空振り三振に切って取る。その後、進塁打で二死三塁となった場面でセンター前ヒットを放たれ1点は失うも、それ以上の得点は許さない。しかし5回表、一死から四球で出塁させたランナーがまたしても盗塁と進塁打で二死三塁となったところで、ピッチャーは坂本に交代するも、四死球を与え二死満塁と更にピンチを拡げてしまうが、最後は相手5番打者を打ち取りこのピンチを何とか凌ぐ。
追加点の欲しい日立打線だが、4回裏は一死から唐牛がセンター前ヒットで出塁し、二死二塁から保谷が四球を選び二死一、二塁の得点機が生じるものの、杉本がサードゴロに打ち取られ得点ならず。その後も、5回裏に二死から森山がヒットを放ったのみで相手2番手投手を打ちあぐねる展開に。2-1と1点リードのまま試合は終盤戦に突入。
追加点が奪えぬ展開となったが、ここは坂本が奮起し6回表、7回表と連続で相手打線を三者凡退に抑え、1点のリードを守り切り試合終了。この試合を何とか逃げ切った日立は今節連勝で通算成績を13勝8敗1分とし、東地区4位は変わらずもプレーオフ出場圏内は死守している。前節の試合展開に一抹の不安を覚えた日立ファンも多かったと思うが、今節はしっかり息を吹き返し見事な連勝を魅せた。まだまだ本来の力は発揮しきれていないように見えるものの、若手選手の活躍もありチームの雰囲気は良くなってきており、サンディーバらしさを取り戻しつつあるように思う。次節はいよいよ地元保土ヶ谷での3連戦が控えているが、JDリーグ屈指の動員を誇る日立大応援団の声援を後押しに、この連勝の流れを途切れさせることなく勝ち進んでいってもらいたい。
保谷、2日連続弾!第4号2ランで先制!
杉本、この日3打数2安打の活躍を魅せる!
長谷川、3回無安打3奪三振の好投!
坂本、見事なリリーフで8勝目!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,古園 敏幸