ニトリJD.LEAGUE 2023 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2023 第9節(交流戦)
1勝1敗!通算成績を11勝7敗とし東地区同率2位で前期終了!!
6月17日〜6月18日に、神奈川県相模原市/サーティーフォー相模原球場で第9節が行われた。初日のタカギ戦は、初回から打者一巡の猛攻で7点を挙げると、2回にも4連打で3点を追加し、3回には藤森のリーグ戦初ホームラン、フリッペンのスリーランなど再び打者一巡の猛攻で5点を挙げて序盤で大量リードを奪い試合を決めると、投げては先発の坂本(実)が4回を1安打無失点に抑える好投で2勝目を挙げた。2日目のトヨタ戦は、初回に2点の先制を許すと、4回、7回には守備の乱れもあり計5失点。打線は相手エース後藤の前にランナーは出すものの要所を抑えられ、4回にフリッペンのソロホームランで反撃するもそこまで。1-5で完投負けを喫した。チームは今節1勝1敗で対戦成績を11勝7敗とし、東地区同率2位をキープしたまま前期を終了した。
中断期を挟んだ第10節は、9月2日〜3日、岐阜県大垣市/大垣市北公園野球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
打線爆発、14安打15得点!坂本(実)、4回1安打無失点で2勝目!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タカギ北九州 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 6 |
日立 | 7 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | x | 15 |
交流戦最終節、初日の相手は元日立の来條監督、藤本コーチが率いるタカギとの対戦。昨年は敗戦を喫しており、確実に勝利して一矢報いたい日立は先発に坂本(実)を起用。その坂本(実)は、初回表からテンポ良い投球で三者凡退に抑えるまずまずの立ち上がり。
地元大応援団の声援を背に、初回裏から日立の打撃陣が怒涛の攻撃を魅せる。まずは先頭打者の藤森がライト前ヒットで出塁すると、一死二塁から山口のライト前ヒットとフリッペンの死球で一死満塁とチャンスを拡げ、二死から森山のレフトへの2点タイムリーヒットで先制点を奪う。なおも二死二、三塁のチャンスに、高瀬が意表を突いたセーフティバントで相手野手のエラーを誘い2点を追加。続く女鹿田が四球を選び、二死一、二塁からダブルスチールを成功させ二死二、三塁とすると、唐牛のライト前ヒットで高瀬、森山が相次いでホームインし2点を追加する。唐牛はすかさず盗塁を決めて二死二塁とすると、藤森の左中間へのツーベースで唐牛がホームイン! この回、いきなり打者一巡の猛攻で一挙7点を先制し、試合の主導権を握る。
勢いに乗る日立打線は,2回裏にも二死から山内がセンター前ヒットで出塁し、森山のレフト前ヒットの処理を相手野手がもたつく間に山内がホームイン。続く高瀬のセンターへのツーベースヒットで森山も生還。更に女鹿田にもレフト前タイムリーが飛び出し、三者連続タイムリーでこの回3点を追加する。
なおも勢いの止まらない日立打線は、3回裏に藤森のリーグ戦初となる右中間へのホームランで1点を追加すると、続く堀口の四球と山口のセンター前ヒットで無死一、二塁とし、山口の代走に平田を起用。ここでフリッペンがレフトへ放った強烈な打球は逆風を突くスリーランホームランとなり3点を追加する。更に、一死から森山の四球と高瀬のレフト前ヒットで追加点のチャンスが続くと、二死から唐牛がレフト前ヒットを放ち1点を追加する。なおも続く二死二、三塁のチャンスには追加点ならずも、この回も打者一巡の猛攻で一挙7点を追加して序盤で勝利を決定づける展開となり、試合は15-0と大量リードで中盤戦へ。
先発の坂本(実)は、ランナーは出しながらも要所を締めて2塁を踏ませないピッチングを披露し、4回まで相手打線を抑え込み無得点を続け、5回表から佐藤に交代。その佐藤はランナーは出すものの、テンポ良い投球で後続をしっかりと打ち取り無失点を続けるが、迎えた最終回、3本のヒットで無死満塁の大ピンチを招くと、二つの内野ゴロとタイムリーヒットで3点を返され、なおも二死一、二塁から相手3番打者にレフトオーバーのスリーランホームランを放たれこの回6失点するも、最後のバッターは内野ゴロに仕留めてゲームセット。最終回に追い上げられ快勝とはならずも、序盤の大量得点で試合を決め、4回1安打無失点の好投を魅せた先発の坂本(実)は2勝目を挙げてチームは通算成績を11勝6敗とし、東地区同率2位をキープした。
森山、先制2点タイムリーを放つ!
藤森、リーグ戦初アーチ含む3安打!
フリッペン、4号3ランで突き放す!
唐牛、2安打3打点1盗塁の活躍!
高瀬、タイムリー二塁打含む2安打の活躍!
坂本(実)4回1安打無失点で今季2勝目!
守備の乱れもあり5失点!安打数は上回るもフリッペンの第5号の1得点に抑え込まれ敗戦!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
トヨタ | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
交流戦最終節、2日目の相手は西地区首位を独走するトヨタ。日立の先発長谷川は初回表、一死から死球のランナーを出してしまい、二死とするも相手4番打者にレフトオーバーの2ランホームランを放たれ先制を許してしまう。2点を追い掛ける展開となった日立の打線は初回裏、先頭の藤森がサード強襲の内野安打で出塁し、後続に期待がかかるが、二塁に進める事も出来ず得点ならず。
反撃を開始したい日立の攻撃は、2回裏は先頭の山内がセンター前ヒットで出塁し、代走に山本を起用すると高瀬がキッチリと送りバントを成功させ一死二塁とスコアリングポジションにランナーを進めるが、無得点に終わる。3回裏にも一死から藤森が内野安打で出塁するも、続く森山が内野ゴロ併殺に打ち取られチャンスを拡げる事が出来ず、相手エース後藤投手の巧みな投球の前にランナーを出しながらも得点が奪えないもどかしい状況が続く。
3回表からは、長谷川に代わり田内をマウンドに送り込む。その田内は四球と送りバントで一死二塁のピンチを招くも、落ち着いた投球で後続を抑え無失点で切り抜けるが、4回表には2つの四球で一死一、三塁のピンチを招いたところで、ピッチャーはマクイリンに交代。マクイリンは、代わり端に相手8番打者を打ち取ったと思った打球がセンター前に落ちるポテンヒットとなり、三塁ランナーがホームインし1点を奪われると、次打者の内野ゴロはフィルダースチョイスとなり、一死満塁のピンチを背負う。ここで、相手1番打者にピッチャー強襲の内野安打を許し4点目を献上してしまう。なおも一死満塁のピンチが続くが、粘りの投球で後続を打ち取り何とかピンチを凌ぐ。
4点ビハインドの展開となった日立の攻撃は、4回裏に一死からフリッペンの二試合連続となる今季第5号ホームランで1点を返すと、続く山内のピッチャー強襲ヒットで出塁するが、二塁に進めることが出来ず追加点ならず。この回ようやく1点を返すも、試合は1−4と3点ビハインドで後半戦へ突入。
何とか点差を縮めたい日立の攻撃は、5回裏に先頭の女鹿田がしぶとくライト線に落とすヒットで出塁すると、代走に杉浦を起用。続く唐牛の送りバントで一死二塁とするも、得点には結びつかず。更に、6回裏には先頭の山口がセンター前ヒットで出塁すると、フリッペンと山内の内野ゴロの間に山口は三塁まで進み、続く高瀬が四球を選び二死一、三塁のチャンスを作るが、ここも後続倒れ点差を縮める事が出来ぬまま、試合は1-4と3点ビハインドのまま最終回へ。
5回、6回と無失点に抑えて来たマクイリンだが、7回表に先頭打者へライト前ヒットを許すと、四球と2度のバッテリーエラーで無死二、三塁のピンチを招き、次打者にライトへの犠牲フライを放たれ追加点を献上。なおも続く一死三塁のピンチはしっかり抑え最少失点で切り抜けるも、ダメ押しとも言える追加点を与えてしまう。4点ビハインドの展開の中、後の無くなった最終回の日立の攻撃も最後まで後藤投手の力のあるボールを捉えきれず、敢え無く三者凡退に抑えられゲームセット。守備の乱れが失点に繋がってしまう展開の中、安打数は相手チームを上回るも得点に結びつけることが出来ず、フリッペンのホームランの1点に抑え込まれ、1-5で敗戦を喫した。チームは今節1勝1敗で、通算成績を11勝7敗とし、東地区同率2位をキープして前期を終了することとなった。
今季これまでの敗戦はいずれも1点差負けで、どちらに転んでもおかしくない試合展開であったが、トヨタ戦はこれまでの敗戦とは明らかに異なり、先制、中押し、ダメ押しと力の差を見せつけられた形となった。9月以降の後期の戦い、そしてポストシーズン進出に向け中断期にしっかりと課題を整理し、チャンスを逃さず攻め切る攻撃力、日立の強みとしてきた堅実な守備力の強化、それらをレベルアップさせることで確実に勝利をつかみ取りファンと喜びを分かち合えるような試合をこれからも魅せて貰えることを期待したい。
フリッペン、2試合連続の第5号を放つ!
地元、応援団の大声援は届かず!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸