2014年度 試合結果
ソフトボールリーグ1部 第10節(最終節)
通算成績13勝9敗 第7位でシーズン終了
10月25日~26日にかけて、山梨県甲府市山日YBS球場(小瀬スポーツ公園野球場)で、1部リーグの最終節である第10節が行われた。最終節は他のチームの結果次第で4~7位となり、決勝進出へわずかな望みを繋いでいる状況。初日のペヤング戦では濱本、林、清原、田邊の4本塁打など大量12点を奪い圧勝。翌日の豊田自動織機戦では泉が6回まで点を与えず力投するも、打線が沈黙し泉を援護出来ず。泉は最後の7回に1点を奪われて敗戦。この結果、通算成績13勝9敗、第7位でシーズンを終了した。
今シーズンも、多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
投手陣、8番打者に3連発を許すも、濱本、林、清原、田邊の4本塁打など、大量12点に守られて圧勝
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 5 | 2 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 | 12 |
ペヤング | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 6 |
初回表、先頭の山田がレフトへヒットを放つと、西山の内野安打、佐々木の四球で一死満塁と先制のチャンス。ここで林のレフトへのクリーンヒットでまず1点。続く濱本は初球を狙い打ち、ライトポール際へ今シーズン第1号のグランドスラム! 初回から打者一巡の攻撃で5点を挙げる。
5点の援護をもらった小薗だが、先頭打者にクリーンヒットを打たれ、さらに死球を与えるなど不安定な立ち上がり。初回から二死一、三塁のピンチを迎えるが、ここは力でねじ伏せる。
2回からペヤングはピッチャーをチョウ投手から金澤投手に交代。テンポの速さに戸惑ったか、西山、杉山と連続で見逃し三振。しかし、佐々木がストレートの四球を選ぶと、林はレフトに弾丸ライナーで飛び込む第2号2ランホームラン! さらに2点を追加する。その裏、二死まで順調にアウトを重ねた小薗だが、8番岩本選手に一発を浴びてしまう。
3回からペヤングはピッチャーをさらに木村投手に交代。一死から山田が右中間を破る三塁打を放つと、西山は飛距離十分の犠牲フライをセンターへ。日本代表2人で追加点を奪う。しかし、この日のバッテリーは緩急を使わず、ストレート勝負に頼る傾向でピリッとしない。3番打者にレフトへのクリーンヒットを許すと、4番にはライトへの大きな当たり。これを杉山がフェンスにぶつかりながらもナイスキャッチ。守備に助けられる。
ペヤングはさらにピッチャーを菊池投手に交代。打線がこの試合初めての3者凡退に抑えられると、流れはペヤングへ。この回の先頭打者にレフト前ヒットを許すと、8番岩本選手に力勝負を挑み、2打席連続のホームランを許してしまう。
取られたら取り返すのが今日の日立。国体から好調を維持している清原がセンターオーバーのリーグ戦初ホームランを打てば、田邊も2者連続となる右中間への第3号ホームランを放つ。その裏、エラーによる出塁を許すも、併殺と山田のファインプレーで切り抜ける。
ペヤングは5人目のピッチャー貫投手。佐々木のレフトへのヒットから、濱本が右中間フェンス直撃のタイムリーツーベース! 登板したピッチャー全員から点を挙げる。
6回のマウンドには山中が登板。一死から6番打者に死球を与えると、続く打者にはライト前ヒット、そして8番岩本選手には、何と3打席連続となる3ランホームランをレフトへ運ばれる。
最終回、先頭の田邊がライト線を破るスリーベースヒットを放つと、続く濱名がレフト前に落ちるタイムリーでまた点を取り返す。その裏のマウンドは山口が登板。ストレートの四球を先頭打者に与えるが、そこからスイッチを切り替えて後続を退け、明日、決勝進出へのわずかな可能性を残し、最後の決戦に臨む。
濱本、今シーズンの1号は満塁弾!!
杉山、ホームランボールを掴み取る超美技!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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(中) 山田 中 川村 |
(遊) 西山 打 木村 |
(右) 杉山 |
(DP) 佐々木 走 長谷川 |
(三) 林 打 倉本 |
(一) 濱本 |
(捕) 清原 |
(左) 田邊 |
(二) 奥田 二 濱名 |
泉、6回まで零封の力投実らず 打線沈黙し援護出来ず
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
豊田自動織機 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
決勝トーナメントに進出するためには、今日の試合を4点差以上で勝利し、他の同時進行の試合の結果次第という厳しい状況。相手は、勝てば自力で決勝トーナメント進出が決まる豊田自動織機。日立は泉、豊田自動織機はリケッツ投手の先発で試合は幕を開けた。
初回、2番打者にレフト前にヒットを打たれるも、後続を無難に抑えた泉。その泉を援護したい打線は、山田の内野安打から二死二塁のチャンスを得るが、点に結びつけられない。
2回も二死まで順調にアウトを重ねた泉だが、リケッツ選手、キャスティーヨ選手に連打を浴び二死二、三塁のピンチに。しかし、ここを泉自身の好フィールディングで凌ぐ。
お互いが3者凡退に抑えた後の3回裏、二死から四球で出た山田がすかさず盗塁を決め、西山がライトへのヒットを放つ。果敢に山田がホームを狙うが、ここは余裕でタッチアウト。
チャンスを潰した直後の4回表、泉は4番打者にレフトフェンス直撃のツーベースヒットを浴びる。ここで豊田自動織機は送りバントを試みるが、ホームベース前に落ちた打球を清原が判断良く三塁へ投じ、送らせない。
5回表、泉は勝負を嫌がったか、先頭のキャスティーヨ選手にこの試合初めての四球をストレートで与えてしまう。送りバントは自身のフィールディングで防いだが、その後、センター前ヒットで一死一、二塁とピンチを招く。ここから力勝負に出た泉は、後続をレフトフライ、ショートゴロに打ち取る。
何とか泉を援護したい打線だが、リケッツ投手の110km/hを超える速球と、80km/hのチェンジアップに翻弄され、3者凡退が続く。6回表も、泉は先頭打者にヒットを許し、無死走者を背負う。送りバントと四球で一死一、二塁となるが、濱本が身体でボールを止めたファーストゴロ、杉山の判断良い守備によるライトフライと、守備でチームを盛り上げる。
6回裏、一死から山田が四球で出塁するが、二塁にも送れず凡退。これで4点差以上での勝利には、最終回でのサヨナラ満塁ホームランしか可能性がなくなる。
7回表も泉は先頭打者に内野安打を許し、4回連続の先頭打者の出塁。ここまで踏ん張ってきた泉だが、二塁に送らせずに一死を取るが、続く選手に右中間へのタイムリーツーベースヒット許しついに失点。リケッツ投手に一矢を報いたい打線だったが、最終回も3者凡退に抑えられ2安打完封負け。通算13勝9敗でシーズンを終えた。
西山のライト前で山田がホームに突っ込むが…
泉、力投にも打線援護なく
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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(中) 山田 |
(遊) 西山 |
(三) 林 |
(DP) 佐々木 |
(捕) 清原 |
(一) 濱本 |
(右) 杉山 |
(左) 田邊 |
(二) 濱名 打 川村 |
記録&記事:山田 智仁,中野 一喜,古園 敏幸,奥田 透,桐越 信一