2016年11月22日
新型半導体コンピュータ向けに計算規模を10倍に向上する技術を開発
株式会社日立製作所は、イジングモデルを用いた新型半導体コンピュータ向けに、半導体デバイスのサイズを変えることなく、計算規模を10倍に向上する技術を開発しました。本技術は、演算回路と乱数発生器を複数の要素で共有するもので、FPGAと呼ばれる集積回路を用いて試作した新型半導体コンピュータに適用したところ、適用前と比較して、回路規模を約10分の1に低減し、低減前と同じ規模の半導体デバイスで約10倍の規模の計算処理が可能になることを確認しました。
本技術により、FPGAを用いて、大規模な計算処理に対応することが可能になります。そして、新型半導体コンピュータの社会への適用を推進することで、大規模化・複雑化する社会インフラなどの最適化問題を解くことに適した技術の確立をめざします。
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