2014年3月11日
大規模重要施設におけるセキュリティサービスの強化に向けた本人認証・危険物検知・不審者追跡技術を開発
株式会社日立製作所は、イベント会場や空港など多くの人が集まる大規模重要施設におけるセキュリティの強化に向けて、利用者の利便性を損なわずに安全性を向上する、『タッチパネルに触れるだけで本人を認証できる指静脈認証技術』、『複数箇所を同時に検査できる危険物検知技術』、『服装や手荷物、移動ルートから人物を特定する不審者追跡技術』の3つの新技術を開発しました。これらの技術をITで統合管理することによって、危険物を扱った人物の移動軌跡を明らかにし現在の場所を特定するなど、大規模重要施設における新たなセキュリティサービスに道を拓きます。
開発した3つの新たなセキュリティ技術をITで連携すれば、どの人物の荷物から危険物が検出され、その人物がどのような軌跡で施設内を移動し、現在どこにいるのかを知ることができます。また本人認証や手荷物に対する検査結果から、安全と評価された人物やモノは、顔認証などウォークスルー型の簡便なチェックにするなど、安全性評価に応じた利便性の高いセキュリティサービスが可能になります。このように施設内の人とモノの安全性を複数の観点から分析し可視化することによって、新たな大規模施設のセキュリティサービスの道が拓かれます。今後、日立では、複数の大規模施設における実証実験を重ね、セキュリティサービス事業の拡大をめざしていきます。
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