2014年3月10日
低コストなInP(インジウムリン)系半導体光変調器を用いた64値の光多値伝送技術を開発
株式会社日立製作所は、このたび、光ファイバ網(メトロ系)の大容量化に向け、"光多値伝送*1"において低コストのInP系半導体光変調器を用いた高品質光多値伝送技術を開発し、本技術により生成した光64値信号を用いて、都市内の通信を想定した40 kmの光ファイバ伝送に成功しました。これは、現在4値の光多値伝送が普及している高速光通信分野において、光源と一体集積化が可能なInP系半導体光変調器の実用化と、それによる光多値送受信器の低コスト化に道を拓くものです。
これまでGaAs系半導体光変調器を用いた光64値信号が実験的に生成された例はありましたが、信号品質が低く、実用に課題がありました。今回、同じInP系の半導体光源と一体集積化が可能なInP系半導体光変調器を対象として、信号品質を高める技術を開発しました。
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