日立神戸ラボ×ビジョンケア×ネクストビジョン オンライン対話イベント
*スクリーンリーダーをお使いの方は、開催プログラム内に記載しているお申込みリンクが有効でないことがあります。
その場合は、下記のお申込みリンクからお入りください。
クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life, QoL)の観点から考える、インクルーシブな医療や社会とは一体どんなものでしょうか?
それは、私たちの人生にどんな意味をもたらすでしょうか。
仏教用語には、「生老病死(しょうろうびょうし)」という言葉があります。生まれること、老いること、病気になること、死ぬことの4つの苦のことを指します。この苦というのは、「痛い、苦しい」という意味ではなく、「自分の思うようにいかない」という意味で、生きている限り避けることのできない、この世での人間の苦悩と言われています。
苦は避けては通れない一方、再生医療を筆頭とするいわば医療革命によって、人類はさらに病気に打ち克っていくことはできるでしょう。
しかしながら、それと同時に、100%完璧な治癒ではなく、何らかの障害を抱えながら生きていく、という人がどんどん増えていくことも忘れてはなりません。また、治療はしない、治療ができないという人もいます。
死を考えることは、生をどう考えるかということに繋がり、病や障害にどう対峙するかの選択にも関わります。そうした人々の覚悟を踏まえ、医療や社会はどう変わっていくべきでしょうか?
障害を抱えても、それぞれにふさわしい形で仕事や社会復帰・参画することで、自身の価値観や人間関係を通して、心が満たされることは人生に大きな意味をもたらすのではないでしょうか。同時に、医療費や社会保障費の増大に歯止めをかけることにもつながり、持続可能な社会へと変容していけるでしょう。
人間を全体としてとらえ、ケアや支援やサービス、コミュニケーションなど様々な要素をいかに繋げていくことができるでしょうか?
人生を豊かにするためのこれからのテクノロジーの処方箋はどんなものでしょうか?
多様な視座からの対話を通し、私たち一人ひとりがQoLを考えていく中で、これからの生き方、そして、私たちが望むべき医療やケア、社会や暮らしを考えていきます。