宇宙空間を高エネルギーで飛び交う粒子(宇宙線)が地球の大気と核反応を起こすことで発生する中性子のこと。
地球には、宇宙空間からさまざまな粒子が絶え間なく降り注いでいる。それらの粒子が地球の大気中の酸素や窒素などの原子核と核反応を起こすと、陽子や中性子などの多数の粒子を発生させる。このとき発生した中性子が宇宙線中性子である。宇宙線中性子は地表に到達すると、人間の体や建物などをすり抜けて地中に突入する。
宇宙線中性子は、電子機器内部の半導体やメモリチップと衝突することでソフトエラーの原因となることが知られている。