用語解説
暗号化と復号化に同じ鍵を用いる暗号方式。(1)相手が複数の場合、複数の鍵が必要となる、(2)盗聴されるとセキュリティを確保できない、(3)鍵の受け渡しに厳重を期さなければならないなどの問題が指摘されている。この鍵共有問題を解決したのが公開鍵暗号である。
しかしながら、公開鍵暗号は共通鍵暗号に比べるとやや処理速度が遅いため、大容量のデータの暗号化は共通鍵暗号で行い、その暗号化鍵(=復号化鍵)を公開鍵暗号で暗号化して送信する、ハイブリッド型で用いるのが一般的となっている。日立製作所は共通鍵暗号MUGIを開発している。