個人の考えや行動、会話などの私的な事柄について、他者にみだりに公開されたり、他者から干渉されたりしないように守ること。20世紀半ばごろから権利として認知されるようになった。
コンピューターや通信技術の発展に伴い、自己の情報が他者によって大量に収集、管理されるようになってからは、他者の管理する自己の情報について訂正や削除を要求することも権利として認められるようになった(自己情報コントロール権)。近年では、大手検索サイトの検索結果からリンクを削除するよう命じた判決も出ている。ただし、「表現の自由」や「報道の自由」との兼ね合いもあり、権利をどこまで認めるかは慎重な判断が必要として、引き続き議論されている。