日立は、社会の発展に向けた社会イノベーション事業を推進しています。その中でも重要となるのが生成AIなどデジタル技術の活用であり、扱われるデータの量はこれまで以上に急激に増えています。このような状況において、膨大なデータを確実に格納・取り出しできるようにする"データストレージ"は、ますます重要になってきています。私たちのミッションは、データストレージの研究開発を通じ、グローバル顧客企業のデータ利活用による価値向上を支援し、社会の発展に貢献することです。
以下は、研究内容の例です。
・大規模・高性能かつ高信頼なシステムを実現するための、コンピュータアーキテクチャや分散システム、OS等の基盤ソフトウェア、符号化やデータ圧縮の研究
・様々な環境で適用できるようにするための、ハードウェアやクラウドを活用する研究
・システム管理者や、アプリケーション利用者にとって、使いやすくするための運用管理技術の研究
社会やお客様から求められるものは日々変化し、また、技術も日々進歩しています。私たちは、新しい技術を作り特許や論文にするのはもちろんですが、これに限らず、市場や技術動向の調査を基にした研究テーマの策定、製品事業部との連携による製品の開発、営業・販売部門と連携した技術開発アイデアの検証や新たなニーズの発掘等に取り組んでいます。
ハードウェアアーキテクチャ(CPU、メモリ、ネットワーク、GPU、DPU、FPGAなど)、ソフトウェアアルゴリズム(高速IO処理、圧縮/重複排除、データ保護など)、分散ストレージ、AI活用技術(システム運用管理、画像圧縮)、パブリッククラウド活用技術(クラウドストレージサービス、クラウドへのバックアップなど)、大規模AI向けストレージ基盤・省電力コンピューティング
※代表的な成果のみを記載しています。
ハイブリッドクラウド・データプラットフォーム:Hitachi Virtual Storage Platform One
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/10/1011a.html
クラウドストレージサービス:Hitachi Virtual Storage Platform on cloud
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/06/0606.html
ストレージ製品: Hitachi Virtual Storage Platform 5000
https://www.hitachivantara.com/en-us/products/storage/flash-storage/enterprise/vsp-5000-series.html
令和4年度関東地方発明表彰において、日立のストレージの特許「圧縮データのライト処理切り替え方式」が特許庁長官賞を受賞
https://www.hitachi.co.jp/products/it/storage-solutions/pressroom/award/chihatsu2022/index.html
柔軟なITシステム構築・運用を実現するSoftware Defined Storage
https://www.hitachivantara.com/en-us/pdfd/datasheet/virtual-storage-software-block-datasheet.pdf
運用管理を容易にするKubernetes(コンテナ)連携ソフトウェア: Hitachi Replication Plug-In for Containers
https://www.hitachivantara.com/blog/road-ahead-digital-infrastructure-for-data-driven/
※代表的な実績のみ記載しています。