ページの本文へ

Hitachi

【ストレージデバイスの仮想化】-ストレージ群を統合し、TCOを削減-

新たなストレージを導入するとき、既存のストレージも一緒に使うことができれば、容量を効率的に使うことができます。
ストレージデバイス仮想化機能を使えば。異なる複数のストレージを日立ストレージに接続することによって、あたかも一つのストレージであるかのように使えます。
接続されたストレージは、ボリューム容量の仮想化など、日立ストレージと同様の操作や管理が行え、管理の一元化が可能となります。

ポイント
  • 複数ストレージを一元管理可能
    複数のストレージを単一のストレージのように一元的に管理でき、既存資産を有効活用することができます。
  • 既存外部ストレージからデータ移行がスムーズ
    移行元のストレージを移行先の日立ストレージに接続し、日立ストレージの筐体内コピー機能を使うことによって、データ移行がスムーズに行えます。

ストレージデバイスの仮想化:ストレージ群を統合し「単一のストレージ」化

【ボリューム容量の仮想化】-ストレージ容量を節約-

一般的に、ストレージを導入する際には、増え続けるデータ量量を予測し、ディスク容量に余裕を持って準備する必要がありました。しかしそれでは、どうしても未使用の領域が生じてしまい、無駄が発生してしまいます。
こうした問題を解決する機能が、物理容量以上の容量を仮想的にサーバーに割り当てることができるボリューム容量仮想化機能です。
この機能を使うと、初期導入時には、想定される最大容量を定義できるにもかかわらず、物理容量はその時点で必要とする最低限を準備すればよいため、初期投資を低減できます。
さらに物理容量を後から追加する場合でも、システム停止なくディスクを増設することが可能です。

ポイント
  • 初期投資の抑制
    導入時、ストレージを物理容量に依存せずに仮想的に割り当てられ、初期投資を抑えられます。
  • 柔軟な拡張
    運用開始後、物理容量が不足しそうなときに必要に応じて柔軟にデイスクを追加することができます。
  • 性能設計の容易化
    事前に各サーバの性能や使用見込みを考慮して容量の割り当てをするなどの複雑な設計が不要になります。
  • 運用管理の効率化
    導入時に、想定される最大容量を定義しているため、ディスクの増設時などの設定作業が削減できます。

ボリューム容量の仮想化(シンプロビジョニング)により容量を節約

【ストレージ階層の仮想化】
 -データを最適な階層に自動配置してパフォーマンスを向上-

アクセス頻度に応じて、データを自動的に性能の異なるディスクに割り当てることができれば、ディスクを効率よく運用できます。

これを実現するのが、ストレージ階層仮想化機能です。この機能を利用することで、管理者が意識することなく、アクセス頻度を自動的にモニタリングし、その結果に基づいたデータの再配置が可能となります。

ポイント
  • 性能向上による業務効率改善
    アクセス頻度の高いデータを高速なディスクに自動配置することで、性能向上が可能となります。
  • ディスクの利用効率向上
    アクセス頻度の低いデータを安価なディスクに自動配置することで、ストレージコストを削減できます。

ストレージ階層の仮想化:データを最適な階層に自動配置