2024年10月4日
株式会社日立製作所(以下、日立)は、Linuxの標準化やオープンソースコミュニティをリードするThe Linux Foundation(以下、LF)が、10月28日(月)〜29日(火)に開催するグローバルイベント「Open Source Summit Japan」にゴールドスポンサーとして協賛します。本イベントはグローバルなオープンソース技術者が一堂に会するもので、コミュニティのメンバーだけでなく、クラウドネイティブ技術を活用するユーザー企業の皆さまもご参加いただけます。
日立は、本イベントにおいて、オープンソースコミュニティ活動への取り組みを紹介するパネルディスカッションや4つの講演に登壇するほか、展示にてCloud Native Computing Foundation(以下、CNCF)やOpenChainにおける日立の取り組みを紹介します。本イベントに参加いただくことで、オープンソースコミュニティ活動のビジネス貢献や、クラウドネイティブ・セキュリティ・SBOM(Software Bill of Materials)の最新技術動向などをご覧いただけます。なお、本イベントの講演は全て英語で行われます。日立の展示は日本語でご紹介可能です。
■イベントの詳細・申込はこちら(Open Source Summit Japan)
■日立が登壇する講演
日時 | 講演種別・タイトル・概要 | 日立の登壇者 |
---|---|---|
28日(月) 15:40〜 |
パネルディスカッション:Operations Management Summit OSS Sustainability in Japan: Open Collaboration Model to Spin up the OSS 3P Cycle 国内企業では、OSSを活用し収益を得る一方、OSSへの投資意欲が弱く最新テクノロジーの活用機会を逃しており、また人財育成も進んでいない状況がある。LFジャパンのエバンジェリストが、クラウド、ブロックチェーン、セキュリティ、コンプライアンス、OSPOなどの専門分野から、このトピックについて議論する。 |
中村 雄一 渡邊 歩 (日立ソリューションズ) パネラーのうち日立グループより2名登壇 |
28日(月) 14:00〜 |
セッション:CloudOpen Unlocking the Power of OpenTelemetry: Enhancing Design, Development, and Testing クラウドネイティブなシステムの運用管理では、収集したデータからその状態を把握する手法として、オブザーバビリティが注目されている。最先端のオブザーバビリティフレームワークであるOpenTelemetryについて、その有効性と分散システム設計、デバッグ、テストにおける実際の活用例を紹介。 |
中島 康雄 井出 貴也 |
29日(火) 11:10〜 |
セッション:CloudOpen Exploring Best Practice for Implementing Authn and Authz in a Cloud-Native Environment 認証については標準化が進んでいる一方、認可については標準化されておらず、OPA、OpenFGA、Topazなど複数のOSSによる実装の選択肢があるため選定が難しい。それぞれのOSSでどのように認可を実現するか、認可の標準化を検討中のAuthZENも含め解説するとともに、Keycloakとの統合についても紹介。 |
田畑 義之 |
29日(火) 11:10〜 |
セッション:SupplyChainSecurityCon What's Happening in Japan? The Current Situation of SBOM SBOMエバンジェリストであり、経済産業省のSBOM PoCプロジェクトのアドバイザーを務める渡邊が、経済産業省のガイドラインの内容や、日本企業におけるSBOM導入の成熟度や課題など、SBOMの現状について解説。日本独自のサプライチェーン問題やSBOMベストプラクティスについても紹介。 |
渡邊 歩 (日立ソリューションズ) |
29日(火) 14:00〜 |
セッション:セッション:SupplyChainSecurityCon Analysis of and Lessons from the Xz-Utils Vulnerability - What Might Come Next? OSSの開発コミュニティにおいて脆弱性が作り込まれたことで世間の注目を集めたxz-utils。このセッションでは、攻撃がどのように実行されたのかに加え、悪意のあるソースコードやバイナリの技術的な詳細を解説。OpenSSFのScorecardやCriticality Scoreなどのユーティリティを用いて、オープンソースのリポジトリにおける類似インシデントの潜在的なリスクについても提示。 |
加藤 敦也 下沢 拓 |
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