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#05

グローバルで戦う武器は多様性と個性。
個々の力を引き出しチームの力へ。

産業システム本部M.O.

2003 年に IT システム運用保守会社に入社。研修終了後、保守運用要員として医薬品メーカーへ。英語力を生かし、グローバル案件を担当。2008 年、日立と医薬品メーカーの合弁会社に転籍し、引き続きグローバルプロジェクト担当として複数か国を横断したシステム導入に従事。2018 年、日立製作所の医薬システム本部に転籍。2020 年、産業システム本部に異動し、グローバルでの ERP 導入を推進中。

STORY01

自分の意志でキャリアを選び、
大規模グローバルプロジェクトへ。

就職活動のときは、「手に職をつけたい」という視点で、文系卒でも社会人としてゼロからスタートできる SE(システムエンジニア)を志望しました。最初の会社は研修制度が充実していたので、SE の基礎知識を身につけることができ、医薬品メーカーの常駐 SE に。

当初は先輩に同行して情報共有システムの導入などを担当していました。しかし、私が米国育ちという経緯もあってか、当時は日本企業のカルチャーに壁を感じる面があったのも事実です。「会社としてこうあるべき」というものに合わせようとするあまり、自分のやりたいことができない、自分の考えを認めてもらえないもどかしさがあったのだと思います。

転機となったのが、英語力を生かしてグローバルで活躍できる案件があるというお話があり、2008 年に日立と医薬品メーカーの合弁会社に転籍したことです。これがきっかけで、その後 15 年以上、複数の国にまたがるグローバルシステム導入プロジェクトを担当するキャリアを歩むことになります。

医薬品業界で実績を積み、評価もいただいたことから、キャリアステップとして医薬品メーカーの IT 職種へ転職するという選択肢もありました。しかし、「さまざまなお客さまの課題を解決できる場所でもっと経験を積みたい」と考え、2018 年に日立製作所の医薬システム本部へ。今までの経験をベースに、PM(プロジェクトマネージャー)としてグローバルプロジェクト、大口顧客対応を担当。
その後、それまでのグローバル経験が評価され、2020 年に社内の使命を受けて産業システム本部のグローバル推進チームに異動しました。

STORY02

国境を越えたチームで、
ERP プロジェクトを推進していく。

現在は、精密機械・重工業のお客さまを担当する産業システム本部において、PM として ERP や MES などの生産現場向けシステム導入を主に担当しています。

産業システム本部の中で、私の所属するチームはグローバル対応部署と位置づけられています。グローバル展開する企業の ERP システム刷新プロジェクトのようなケースでは、米国、欧州、アジアをはじめ、世界各国のスタッフやパートナー企業と連携を取りながら進めていく必要があります。

社内メンバー、国内外のパートナースタッフとコミュニケーションを取りながら、同時進行でプロジェクトを推進するために大切にしているのは、「ダイバーシティ&インクルージョン」です。

たとえば、東京、米国、インドでオンライン会議をする場合は時差もあるため、働きやすい時間帯を調整することが重要です。専門的な知見やスキルがあることはもちろん、「深夜になると悪いから、早起きして参加するよ」といった心配りをお互いにすることが、信頼につながっていくのだと感じています。

メンバーの国籍・人種・文化などもそれぞれ違うため、相互に多様性を受け入れながら国境を越えた一つのチームで協力し、プロジェクトを完遂できたときには大きな達成感があります。

MES:Manufacturing Execution System(製造実行システム)

ある日のスケジュール

7:50 リモートで勤務開始
8:00 米国現地法人メンバーとミーティング
9:00 チーム朝会で一日の予定・タスク確認
10:00 プロジェクトミーティング(進捗確認、課題対応)
11:00 オフィスへ移動
12:00 チームメンバーと周辺のレストランで昼食
13:00 部下と1on1ミーティング
14:00 顧客提案準備
16:00 社内会議
17:00 顧客とのプロジェクト定例会議
19:00 終業

STORY03

一人ひとりが、それぞれの武器を生かせるマネジメントを。

今の部署に異動して管理職を務めることになったことも、私にとって大きな経験です。PM として数十人のチームをマネジメントしたことはありましたが、直属の部下を抱えるようになったことで、育成に対する責任感が一層重みを増したからです。

「どうすれば仕事へのモチベーションを上げてもらえるのか」、「みんなで一つの目的に向かって協力するためには何が必要か」などを以前より考える機会が増加。ルールで縛るのではなく、メンバー一人ひとりの個性やスキルを生かすことで、成果や成長につなげていけるマネジメントをしたい、と思うようになりました。

一人ひとりが違う個性やバックグラウンドを持つことは、同時にその人にしか持ちえない武器を持つことでもあります。それぞれの武器を生かして、パフォーマンスを最大限に発揮できる場をつくることがリーダーの役割であり、結果としてチーム力を上げていくことにつながると私は信じています。

振り返ると、育ってきた環境に起因する価値観の違いのためか、新人時代は壁にぶつかることもありましたが、日立にはさまざまな個性を尊重してくれる環境があり、周りの方々のおかげで、グローバルに活躍できる場に身を置くことができていると感じます。

ご縁があって、同じチームになった人には、「日立製作所に入って良かった」と感じてもらえる環境を準備してあげたいですし、それこそがマネジメントの醍醐味(だいごみ)だと感じています。

応募者へのメッセージ

以前、上司に言われて心に残っているのが、「行動ではなく、“考動”できる人になりなさい」という言葉です。言われたことをやるだけの人は、これからの時代には生き残れないと思います。自らの頭で考え、目標の実現に向けて動いていく。働きやすい環境は自由な環境であることが大切ですが、そうした自由も、自律的に動けるからこそ得られるのだと私は考えています。

転職活動でも会社に入ることを目的にするのではなく、「新しい環境で何をしたいか」、「個人として中長期的に何を成し遂げたいのか」を考えて選ぶことが大切だと思います。転職は新たなスタートライン。日立に入社いただいた暁には、一緒に働く仲間として力を合わせ、良いチームを築いていきましょう。

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