2024年10月16日
日立がテストデータ管理プラットフォーム「Delphix」を提供開始本番から開発環境へのデータ展開の流れを自動化することにより、開発期間の短縮と効率化を実現
株式会社日立製作所(以下、日立)は、このたび米国Delphix Corp. (以下、Delphix)が提供するテストデータ管理プラットフォーム「Delphix」の提供を開始しました。本製品はテストデータの管理を目的として、データベースの仮想化やデータマスキングを自動化します。
近年、社会環境や顧客ニーズの予測不可能な変化にいち早く対応するため、基幹システムのデータを活用したアプリケーションを短期間で開発、リリースすることが急務となっています。開発期間の短縮には、本番データと同等のテストデータの活用が不可欠ですが、本番データの機密性を確保するための加工には時間と労力を必要とします。本製品は、データベース仮想化と高度なマスキング自動化などの機能でこのプロセスを自動化することで、機密性は確保したまま開発期間の短縮やコスト削減を実現します。
日立は、本製品のデータ仮想化環境の設計、構築からデータマスキングのコンサルティング、および稼働後の保守までの一連の作業をサポートします。
「Delphix」とは
「Delphix」はデータベース仮想化技術を使用して、本番環境のデータベースを瞬時に複製し、本番データと同じ環境を短時間で構築します。また、マスキング機能による本番環境から開発・テスト環境へのデータ加工の自動化で、データの機密性を確保しながらテストデータを管理することが可能です。これにより、アプリケーション開発期間の短縮やコストの削減に加え、セキュリティを確保したマイグレーションやデータ活用などの業務効率化を実現します。
特長
今後の展開
本製品を、まずは金融機関に向けて提供し、順次幅広い業種への展開をめざしていきます。日立は、各種データベースを活用したシステム開発や移行などのノウハウを生かし、システムのアジリティと信頼性を両立するモダナイゼーションの支援を通じて、企業の競争力強化に貢献していきます。
「テストデータ管理プラットフォームDelphix」のウェブサイト
「Delphix」のウェブサイト
お問い合わせ先
株式会社日立製作所 金融システム営業統括本部 [担当：千場、高島]
〒100-8220 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号
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